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「お疲れ様です。
キム・ジョンデと申します。」
ニコッと笑って頭を下げれば、格好良いとざわつく事務の女子たち。
「韓国語と中国語を担当しています。
A主任とジョンヒョン副主任には
特別可愛がっていただいています。
ヌナ〜、ヒョン〜、사랑해요〜!!」
頭の上で大きなハートを作る。
キャー！と歓声が沸き起こって照れたように笑った。
チラッ、ヌナを見れば頬こそ膨れていないけど、ぶすっとした顔になっている。
「そういうのいらないし。」
とでも吐き捨てそうな(笑)
でも、本当はちょっと嬉しいんだよね。
皆の手前、素直に喜べないだけで我慢してる。
だって、両手をギュッと組んでるから。
…くそぅ、かわいい。
「僕は歌うことが好きなので、
韓国のカラオケで歌いたい一位の曲を
日本語で歌いますね！」
ほー！
お手並み拝見とイントロを聴けば、酔中真談。
ガチのやつじゃん！
出だしの低音からノンブレスで行かないと格好つかない高音のサビ。
相当練習したのか、集中して歌い上げていく。
男と女もその歌声に酔いしれていた。
‥おれも、不覚にも。
ヌナはというと、じっと耳を傾けていた。
それから、鼻の奥がつんとしたみたいで、空を仰いだあと、グラスに残る烏龍茶を飲み干した。
‥これはまずいんじゃない？
ヌナも完全に聞き入ってるじゃん。
ぶうと唇を尖らせてみる。
ってか！俺だって歌えるし！
ヌナとのデュオは社長のお墨付きだし！
なんて、独りごちていれば、スマホが震えた。
――唇！かわいいしウケる(笑)
LINEの差出人はもちろんヌナ。
―ウケるってなんだよ？傷ついたし！
――ごめんって！
――(＞人＜)
スタンプか、やるなぁ。
―イヤだ！責任とって！
―(￣^￣)
お返し。
――どうやってよ？
―自分で考えて！
――(;o;)
―(｀ヘ´)
ヌナを見れば、ごめん！ってジェスチャー。
ふいとわざと目を反らして、横目で様子を窺えば、うーんと悩みだす。
パッとその顔が明るくなった。
――今度のお昼、奢らせていただきます！
まじか！
―よし、のった！
――ありがとう♪
―迎えに来てね？
――(^o^ゞ
―( ´∀｀)ﾉ♪
職場恋愛は無しだと公言していたヌナだけど、
こうして会う機会を増やしていけば‥
‥チャンスはまだあるって思っていいよね？
ギョンスにもチャニョルにもいい加減諦めたら？って言われる。
出来るならとっくにそうしてるさ。
だから、Aちゃん？
Aがいい加減諦めて俺に愛されて。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
