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んー、あれは半年くらい前かな。
僕はまだ研修中で、やっと訪れた日曜日。
ミンソギヒョンのカフェに行こうと電車を降りた駅裏でヌナと彼氏を見かけた。
「ヌナー、昨日の彼氏さんですか？」
週が明けた月曜日、
ヌナは責任者会議、僕は新人研修の帰り、ヌナの車の中で聞いてみた。
「え？」
「あれ、違った？ジュエリーショップから出てきたでしょ？」
聞き返せば「あー…」とお茶を濁すヌナ。
「イケメンの彼氏さん、めっちゃ嬉しそうだったし、
てっきりプロポーズでもされたかなって。」
「うーん、それっぽいことは言われたかも。」
遠い目をして苦笑い。
「指輪してるのに何でそんな自信なさげなの、
照れてる…訳じゃないよね？」
薬指に光るシルバーリングを指せば、ヌナはまっすぐ前を見つめたまま静かに口を開いた。
「ジョンデには色々バレているから言うけどさ、
あの人、アイドルなんだよね。」
「え、ヌナ？」
「うん、信じられないのは分かるんだけど、事実なんだ。」
今をときめくEXOのセンターがヌナの家でホームステイしていて、まるで恋人のように暮らしていると。
「好きだって言ってくれるし、すごく優しいんだけど、
それが本当に私を思ってくれているからなのか、
ファンだからリップサービスで言ってるだけなのか…」
分からなくて、と眉を下げた。
きっと後者の気持ちの方が強いんだろう。
ヌナの横顔を見たら、何となくそう感じた。
「それに、いくらプロポーズしてくれても、
現実問題…色々難しいでしょう？」
「そりゃそうだ。」
「彼の言葉を信じたいのに、
現実を考えて！無理でしょ!!って冷静な自分がいるの。」
私ってバカだよね。
呟くヌナを抱きしめたいと思った。
「分かってるのに止められないんだ？」
「そうなんだよ！
ファンで満足しておけばよかったのに、ジョンイナが甘すぎるからいけない！」
諦められないじゃないの！
今にもクラクションを鳴らしそうなヌナの肩をどうどうと叩く(笑)
「…分かってるならそのままで良いんじゃない？
自然と踏ん切りがつけられる日を待とうよ。」
無理して諦める必要はないんじゃないかな？
「ヌナなら大丈夫だよ。
また弱ってきたらフラフラする前に俺が止めてあげる。」
「ジョンデ…」
「寂しくなったら俺が側に居てあげる。」
体なんか繋げなくても、一緒に居るだけで心は満たされるはずだよ。
「俺は良い男だからね。」
ミラー越しに瞳を交わして、微笑み合った。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
