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「はは、餅みてー！」
「ちょっと！？」
バシバシ腕を叩かれて、
きっと気の迷いだと自分に言い聞かせた。
…A先輩にキスしたいだなんて。
気を取り直してシメにとんこつラーメンを頼んだオレ。
ふと視線を感じて隣を向けば、先輩がテーブルに肘をつきながら嬉しそうに見ている。
「…何？」
「美味しい？」
「ネ！」
「そ、良かった^^」
顔が熱くなったのもきっと気のせいだ。
店を後にすると、夜空には星が瞬いていて、ここは本当に空気がキレイなんだと実感する。
先輩と肩を並べて寮まで歩いた。
(車が置いてあるから)
本来なら男が送るべきなのに、
でも、このヌナ相手ならそれもいいかなんて思ってしまう。
いつかみたいに駐車場、先輩の車の前で立ち止まった。
「お疲れ様！」
「本当に今日はありがとうございました！」
「そんな！久しぶりに誰かとご飯食べてはっちゃけて、とても楽しかったから。」
こちらこそありがとう！
満面の笑みを浮かべ、車に乗り込もうとした先輩に。
「A、待って！」
壁ドンならぬ車ドン(苦笑)
ん？と振り返った先輩の唇…ではなく頬へキスした。
「…まだ今日は終わってないから。
Aはオレの彼女でしょ」
「チャニョル…」
言い訳したあとで先輩の瞳に涙が浮かんだと気づいた。
「ごめん、明日からは後輩に戻るから。」
先輩をそっと抱き寄せ、その額を胸に押しつける。
「A‥泣かないで。
ふざけた訳じゃないんだけど…二度としないから。」
「ばか、」
「ホントごめん。」
もう一度ギュッとAを抱き締める。
貴女の信頼を裏切って本当にごめん。
「‥もうヨリとは出掛けない。」
「そんなこと言うなよ、オレたち音楽仲間じゃん！」
「‥もう仲間じゃない。」
「寂しいこと言わないで、お願い。
ほら、顔上げて」
両手で泣き腫らした顔を包んだ。
「Aが信頼して誘ってくれたんだって分かってるから。
浮かれてごめん。」
「私こそ…甘えてごめん。」
「ライブ行くぐらいいいの！
ご飯だって奢ってもらったじゃん！」
むしろもっと甘えなさい！
男は頼られた方が嬉しいもんなの！
使えるもんならオレでもジョンデでも好きに使えよ！
って、とりあえず思い付く限りの持論を述べれば。
「…ふふ、あはは！訳分かんないし！」
Aが笑った。
「分かんなくていいし！先輩はいつもそうやって笑ってて。」
「ありがと、ヨリさん。」
頼りにしてるよ、
イエイ！拳を付き合わせて笑い合った。
．
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
