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コンサートは盛大に盛り上がった。
MCではダラヌナに気づいてもらえてたみたいで。
D「あのぉ、さっきバックステージに行ったときにステキなカップルが居たんですよ！」
C「どんなひとたちですか」
D「私たちのツアーTシャツを着てて。おそろいのチェックシャツを腰に巻いて。」
B「わー！ラブラブね」
羨ましいと言われて思わず頬が緩む。
嬉しさのあまり隣のA先輩を肘でつつけば、ペシリと叩かれた。
「Aー！オレらお似合いだって♪」
「何どさくさに紛れてハグしてくるの、しかも呼びすて！」
「今日は彼氏だからいいでしょ！」
先輩も呼びすてでいいよ、と伝えたら
「チャニョラ、分かったから！」
離れて、恥ずかしいと照れられた。
もうほんとに!!この可愛い生き物は何ですか！
昼から始まったライブはアンコールが長引いて、外に出た頃にはすっかり薄暗くなっていた。
「四時間半も経ってるよ！道理でお腹が空くくわけだ。」
「何か食べて帰る？」
「チャニョラは時間大丈夫なの？」
「一人暮らしだし社会人だから！門限なんてないよ。」
帰って作るのはしんどい！
正直に伝えれば、じゃぁ食べて帰ろうかって。
「いつもなら蕎麦うどんか粉もんだけれど、この時間ならお魚と天ぷらのお店も空いてるね。」
どれにする？と聞かれて、最後のを選んだ。
駅前に並ぶ黒塗りの居酒屋さん。
二人だったから奥のカウンターへ案内された。
掘炬燵のような長椅子になっていて、A先輩が近い。
「何呑む？」
「あ、ノンアルコールビールで。」
先輩は車だったと思い出して答えると、ありがとうと笑った。
「じゃ、私はノンライチオレンジ」
すみませーん、手慣れた様子で注文してくれた。
ドリンクとおつまみ三種盛りが届いて乾杯。
「チャニョラ、今日はありがとう！」
「こちらこそ！楽しかったです!!」
すぐに出てきたお造りの盛り合わせはマジで旨かった！
メインの天ぷらは店長のお任せでコース料理みたいに次々に並ぶ。
そのどれにも感激している先輩の顔を見ていたらとても幸せな気持ちになった。
「Aは本当に美味しそうに食べますね！」
「…だって美味しいもん。」
悪い？と睨む先輩に笑って答えた。
「美味しそうに食べる女の子の方がオレは好き！
一緒に食事してて楽しいじゃん！」
「ふふ、そうだね。ありがと。」
はにかむ先輩。
気づいたらその頬を撫でていた。
くすぐったそうに目を細めるからドキッとして、思わずびよーんと引っ張った。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
