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「丸山さんだなんて、余所余所しい！隆子って呼んでくださいよ！」
「そんな！
立ち上げ当初からのお得意様なのに…できませんよー。
仮にも仕事中ですし！(笑)」
突如としてハイテンションで現れたのは女子大生？
「仮にも、ね！上司に叱られちゃうもんね！」
「そうですよ！首も懸かってますから(笑)」
「そこは否定しないのか(笑)やっぱAさん最高！」
「ありがとうございます!!」
イエーイ！とハイタッチする二人に男どもは完全に置いてきぼりである。
「ところで、隆子さん。
珍しいじゃないですか、こちらまでいらしてくださるなんて！」
ヌナが思い出したと尋ねれば、そうそう！と手を叩く女子大生。
「Aさんが異動するって聞いたから会いに来ました！
Aさん、大好き！だから、行かないでー！」
寂しい！とカウンター越しに抱きついた。
「私も寂しいですー！」
抱き締め返すヌナ。
――ガタン！
ベクが勢いよく立ち上がった反動でイスが倒れた。
「すみません！失礼しました!!」
頭を下げてイスを直し、座ったベクに、
ビックリした‥と彼女がヌナのスーツを握り締める。
ベクは更に眉をひそめた。
‥お客さん(しかも女性)にまで妬かなくても(笑)
「驚かせてすみません」
ヌナからも謝ると、大丈夫ですよ！と微笑まれた。
「それより、見てください！これ！」
「わわ、お弁当!?」
ジャジャーン！
効果音つきで差し出されたのは、白いシンプルな一段のランチボックス。
「はい！私の手作りなんですよー」
「凄いじゃん！」
「どうせ今日もお昼ご飯食べてないでしょ、Aさん？」
あは、バレた？
額に汗をかくヌナ。
「今度実習でテストがあって、試作品なんです。」
ボリューム満点、栄養満点のローカロランチ♪
自信満々にお弁当をヌナに手渡した。
「Aさんにプレゼント！食べたら感想教えてね！」
「ありがとうございます！ありがたく頂きますね^^」
もう一度ハグを交わして、丸山さん(覚えた)はお帰りになった。
そのあともひっきりなしにご来客があって、Aヌナの人望を実感する。
誰もが歴史の教科書に名を残せるようほど大活躍できるわけじゃない。
それでも、間違いなくAヌナの働きっぷりや誠実さは多くの人の心に刻まれる。
「あんなに良い人がいたんだよ！」って。
感謝の輪はどんどん広がっていくんだろう。
長く続けるって、きっとそういうこと。
…僕も誰かの記憶や心に残る人になりたいと思った。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
