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ジム「tempo」は24時間営業で、シャワー・ロッカー完備、顔認識で入店できる。
トレーニングシューズで行けば土足でそのままマシンを使える。
そんなわけでパーソナルコースを終えたあとも会員を継続していた。
‥続けてて良かった。
初めて訪れたヌナはマシンを見てもスタジオに入ってみても珍しそうに声をあげた。
「本格的なのは無理そうだけど、
スタジオのレッスンなら楽しそうだね。」
バレエやルンバなどダンスの動きを取り入れたエアロに興味を示したヌナ。
体験してみたら、と提案するとうん！と頷いてくれたから、とりあえずやってみることに。
「おれも一緒にやってみようかなー」
「やめてよー！
汗だくのところとか見られたくない!!」
「‥一緒に楽しみたかったのに。」
「うぅ‥それは、
痩せてジム慣れしてからでお願いします。」
90度に頭を下げるヌナが必死で可愛い。
「では、その時はお願いします！」
自分も同じように頭を下げる。
同時に起き上がり、目が合って吹き出した。
「じゃぁ一時間後ね」
「うん。ヌナ、ファイティーン！」
手を振るヌナを見送って、自分はマシンでルーティンをこなすことに。
一時間ちょっと。
シャワーを済ませてカウンターへ向かうと、眉間にシワを寄せ、顎に手を当てるヌナが居た。
「お疲れ様。何悩んでるの？」
ヌナとしては会費が高いと思ったらしい。
「月謝が一万下回るって安い方だよ？」
「でも、考えてみて！」
「うん？」
「べっくん以外と来る予定がない。」
「え？うん。」
あくまで旅行まで、そして、おれと一緒じゃなきゃ来るつもりがないらしい。
それは嬉しいというか何というか。
確かにヌナの実家とは反対方面だし、自分だって毎晩遅くに帰ってきてからジムに行くという元気はない。
それにどちらかというと運動も苦手。
「それでレギュラー会員になるのは勿体ないよ！」
ふむ、一理ある。
豪語するヌナに頷けば、スタッフさんも入会をゴリ押しするのは諦めたらしい。
「では、チケットにしてはいかがでしょうか？」
「それなら良いかも。」
結局、回数券をまとめ買いして使いきろうということでまとまった。
次の週、仕事帰りに約束どおり深夜のジムデートへ。
スタッフさんは居ないから貸切状態だ。
一緒にストレッチして、ヌナはスタジオに、おれはマシンに。
「「お疲れ様でした」」
スポーツドリンクで乾杯して一緒に帰る。
一人だとしんどいジム通いも楽しくなった。
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ageha(プロフ) - てみさん» てみさん、こんばんは！コメントありがとうございます!!いつかヒロインにその台詞を言わせたくて‥相手はこのべっちゃんだな！と決めました。反応いただけて嬉しいです^^ 50話では足りない気もしますが365の皆さんが今後も幸せであることに間違いないでしょう！ (2020年10月21日 19時) (
レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
てみ(プロフ) - agehaさん こんばんは！更新ありがとうございます！しうちゃん，べっちゃん編2作品読ませて頂きましたが，べっちゃん編のヒロインちゃんのプロポーズが男らしかった(笑)また最初から読み返してきます＾＾ (2020年10月20日 18時) (レス) id: 489d1a8928 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - てみさん、こちらこそいつもありがとうございます!!喜んでいただけて良かったです。続きもがんばりますね！お楽しみに♪ (2020年5月4日 20時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
てみ(プロフ) - agehaさん。こんにちは！しうちゃん，べっちゃん編更新ありがとうございます！とっても嬉しいです。いつもありがとうございます！ (2020年5月3日 18時) (レス) id: 489d1a8928 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - てみさん» てみさん！いつもありがとうございます!!皆さんがここで少しでも楽しい気分になれたら嬉しいです。外に行けなくてもそんな気分が味わえるよう模索中です。続き、もう少しだけお待ちくださいね！てみさんもご自愛くださいませ。 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2019年6月27日 2時
