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♭♭♭
「わー！きれい！！」
目をキラッキラに輝かせたヌナにへへ、と笑い、「でしょう？」と得意気に返す。
ヌナは土曜日の仕事帰りに家へ来て『世界EXOリゾート』を観るのを楽しみにしている。
いつも観る度に「行ってみたい‥」と漏らすから、どこかで連れてってあげたい！と思っていた。
特に先々週からのセブ島特集はわざわざ視聴予約までしてテレビの前で待機していた。
ところが、だ。
「でもさぁ、私水着ムリ！」
「‥え？」
てっきり「どこにする？」とノリノリで返ってくると思ったのに、まさかの「ムリ」？
どういうことかと視線で続きを促す。
ヌナは拳を握り、ギュッと両目をつぶった。
「こんな体型じゃヒトサマには見せられない！」
‥誰に見せるつもりだよ。
「おれはもう見たじゃん。」
とぶうたれてみれば、ヌナは顔を林檎みたいに真っ赤にした。
「それとこれとは別なのー！
あと五キロは痩せないと
水着なんてゼッタイに着れない！」
あと五キロっていつになるの？
インドアのおれが旅行行こって言ってるのに？
肩に回していた腕をゆるめ、てのひらでヌナの肩から腕までをすーっと撫でた。
「えー、おれヌナと旅行したい。
ヌナはやだなの？おれと旅行。」
指先だけ繋いでヌナの顔をのぞきこむ。
目が合ってヌナは恥ずかしそうに目を伏せた。
「やじゃないけど‥」
まつげ、長。
エクまつじゃない、マスカラも盛ってない。
震える睫毛をじっと見つめた。
「じゃーおれとジム行く？
おれが通ってるとこ、24時間営業だよ。」
「いく！」
意を決して顔を上げたヌナににっこり微笑んだ。
「OK!!じゃ、昼飯がてら登録しに行こっか！」
ヌナの気が変わらないうちに〜♪
へらりと笑うと、ヌナは「もう！」なんてグーパンチするふりしながらも
「思い立ったら即行動よね！」とバッグを手に立ち上がった。
そんなわけで月に２回のお家デートのうち、１回のルーティンにジムデートが加わった。
お泊まりした翌朝はウォーキングすること、平日も１回は深夜にジムデートすることも約束して。
‥おれとしては今のヌナ、抱き心地が良くて好きだけどな。
でも、折角やる気を出しているし。
二人で旅行に行けるなら何でもいいか。
次の約束がある。
また絶対に会える日がある。
それだけでおれは頑張れるのである。
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ageha(プロフ) - てみさん» てみさん、こんばんは！コメントありがとうございます!!いつかヒロインにその台詞を言わせたくて‥相手はこのべっちゃんだな！と決めました。反応いただけて嬉しいです^^ 50話では足りない気もしますが365の皆さんが今後も幸せであることに間違いないでしょう！ (2020年10月21日 19時) (
レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
てみ(プロフ) - agehaさん こんばんは！更新ありがとうございます！しうちゃん，べっちゃん編2作品読ませて頂きましたが，べっちゃん編のヒロインちゃんのプロポーズが男らしかった(笑)また最初から読み返してきます＾＾ (2020年10月20日 18時) (レス) id: 489d1a8928 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - てみさん、こちらこそいつもありがとうございます!!喜んでいただけて良かったです。続きもがんばりますね！お楽しみに♪ (2020年5月4日 20時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
てみ(プロフ) - agehaさん。こんにちは！しうちゃん，べっちゃん編更新ありがとうございます！とっても嬉しいです。いつもありがとうございます！ (2020年5月3日 18時) (レス) id: 489d1a8928 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - てみさん» てみさん！いつもありがとうございます!!皆さんがここで少しでも楽しい気分になれたら嬉しいです。外に行けなくてもそんな気分が味わえるよう模索中です。続き、もう少しだけお待ちくださいね！てみさんもご自愛くださいませ。 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2019年6月27日 2時
