副主任ヌナの懺悔�� ページ44
不思議な美少年くんとの出会いは、私の胸にトクンと小さな余韻を残して年末年始を迎えた。
高校までは父の仕事の都合で韓国で暮らしていたが、両親も私も生粋の日本人だ。
父の退職をきっかけに二人はここよりもっと田舎の祖母の家へ引っ越し、自宅は私が引き継いだ。
さすがに顔を出さないとと午後からお邪魔して、一晩だけ泊まる。
今年のジャニーズのカウコンは一人で見たけれど…
東の滝沢、西のすばるが一夜限りの復活！
Jr.黄金時代をリアルタイムで過ごした身としてはたまらないものがあった(笑)
そして、元旦。
晦日を残業し、大晦日も夜更かしした私は見事に風邪を引いた。
おせちならぬお正月ケーキを皆でつついたあと、うつされたら困るからという理由で午前中に自宅へ戻された私。
ずびずびする鼻で車を降りれば、ミンソクに遭遇した。
「あけおめ」
「おめでとうございます、みんそく。」
帰省したと思っていたのに、仕事帰りだったらしい。
くしゅん！としたあと、ゴホゴホと咳き込んでしまい、慌てて背を向けて口を両手で押さえる。
「大丈夫か!?」
ビックリしたようなミンソクの声が遠くに聞こえた。
咳が落ち着いて、ジェスチャーだけで大丈夫、大丈夫と告げたあと、ゴメンと両手を合わせて家に引っ込んだ。
二階まで上がる元気もなくて、とりあえずリビングのソファーに倒れ込む。
いつだかジョンイナが用意してくれたクマのブランケットに身を包んで、瞼を閉じる。
目尻から伝ったのは多分汗だ。
…夢でなら会えるよね。
パチリ。
唐突に目が覚めた。
「うわ！」
「うわ！って何だよ、失礼だなぁ。」
「みんそが…？」
一番に視界へ飛び込んできたのはお隣のミンソク。
驚いて叫べばブスッと睨まれた。
あは、ごめん‥。
「鍵は開けっぱで不用心だし、暖房もつけずに寝たら余計悪化するぞ。」
「…すみません」
「ま、俺が居るから良いけど。‥居候は？」
何で弱気なときにそーゆー意地悪なこと言うかな。
…思い出さないようにしてたのに。
「ジョンイナのこと？それなら帰ったよ。ホームステイはおしまい。」
目を見開いたミンソク。
ぽんと頭を撫でられた。
「…そ。ま、もう少し寝な。俺が居るから。」
「それさっき聞いた。」
「あ？」
「いいえ、何でもありません。
看病してください。お願いします。」
早口で告げれば、分かれば宜しい。だって。
でも、風邪で弱ってるし、お正月に一人とか耐えられるけど辛いから。
ここは素直に甘えるとする。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
