妄想は国境を越えて ページ38
翌朝、いとしい人の腕の中で目覚めた。
私の方を向いてすやすや寝ているジョンイナ。
前髪が邪魔そうだから払ってあげると、すべすべのおでこ。
…まだ起きないよね？
初めて自分からそっと触れる程度のキスをした。
「ん…A？‥はよ。」
「おはよう、ジョンイナ。メリークリスマス！」
「メリークリスマス、A(^^)
今日も好きだよ。」
いつものように朝食後のゆっくりお喋りタイムになった。
ジョンイナがそうだ！と何か閃いて席を立つ。
戻ってきた彼の手には白い封筒があって、開けてみてと手渡された。
「これ…！」
「これで本気だって伝わるかな？」
日本の婚姻届にキム ジョンインのサイン。
「二年後、韓国のも持ってくるから
Aぬなの気持ちが変わってなかったら書いてください。」
「仕事は？ファンは？いいの？兵役だって…」
「うん、すぐにできないのは分かってる。
ぬなを待たせなきゃいけないのも。
でも、Aは僕ので僕はAのだっていう証を持っていたいんだ。」
ジョンイナの目が本気で受け取ってしまった。
「いつか僕の家族にも会ってください。」
テーブル越しに握られた両手。
目の前には頬を赤くしてはにかむカイ様。
お揃いのリングが重なってカチンと金属音が響いた。
…クリスマスマジックでロマンチストカイ様イベントが発動した！？
…それとも私が夢見すぎて妄想と現実の区別がつかなくなった！？
「誓いのキス。Aの唇にしていい？」
…ねぇ、いつからジョンイナはヌナ呼びやめたっけ？
ジョンイナが片手をそっと伸ばす。
右手が頬に添えられ、左手が私の右手を絡めとると、二人の距離はゼロになった。
唇を重ねるだけの優しいキス。
ボン！と頭から煙が出て、
私の思考回路は完全にショーとした。
また触れ合う唇。
…何回するの？
…息っていつまで止めたらいい？
ジョンイナが私を優しく抱きしめた。
…もし世界が終わるなら、どうか今この瞬間に！
「A、愛してる。」
「…私も。」
今が現実なのか夢なのか、分からないけれど。
とても幸せだから、
まぶたを閉じて、
勘違いしちゃうのはクリスマスのせいにして、
もうしばらくこの余韻に浸っていよう。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
