先輩、困惑する。 ページ33
「すまん、ジュンミョン君！
今日、社長はお客様といらっしゃるんだ。」
忘年会の会場につけば、部長が手を合わせて謝罪してきた。
「今、Aさんがお迎えに行かれてね。
丁度いらしたみたいだ、紹介しよう。
イーシンさん、彼がうちの主任補佐、」
「キム・ジュンミョンです。
お目にかかれて光栄です。」
「そして、こちらが…」
「中国支社から参りました。
チャン・イーシンです。よろしく。」
手を差し出されて握手すれば、痛いんですけど。
ニッコリ笑ってかわすと、彼目を細めた。
これは負けられないな。
Aさんと共に社長と同じテーブルに。
彼はお酒が弱いらしく、乾杯のビールもノンアルコールを頼まれた。
そうなると、社長は自分がもてなしたいタイプだから、必然的に僕とAさんが飲むハメになる。
「帰りはうちの者が送りますから、気にせず飲んでくださいね」
彼も僕たちにアルコールを勧めてきた。
誰が君の世話になるものか！
Aさんは僕とタクシーで帰るよ！
隣に座るAさんは敏腕エースのアプローチも華麗にスルーして楽しそうに社長とお喋りしている。
良かった…さすが僕の見初めたAさんだ！
「ふふ、ジュンミョンはAさんが好きなんだねえ。」
「へ？」
「全部声に出てるよ、かわいい。」
「は？俺が!?」
「素だと一人称が変わるんだ？そっちの方がしっくりくるよ」
え、何こいつ？
まさか俺を狙ってるの？
「えー？それはないよ。
どちらかと言うと女の子の方が好きだし。
でも、君と仲良くなりたいとは思ってるよ、うん。」
するり、腰に手を添えられて鳥肌が立った。
「ふふ、ほんとかわいいねぇ！」
ヨリ、ヒョンを助けろ！
翌朝、イーシンの滞在するホテルで目覚めた僕。
単に酔い潰れて介抱されただけだったんだけど、隣で気持ち良さそうに眠っている彼の顔を見たときは、冷や汗が止まらなかった。
後日、この出来事はAさんに大いに爆笑され、ジュンミョン先輩の武勇伝として語られていく。
冗談じゃない！
けれど、これを機に中国支社との提携はより強固なものとなり、会社には貢献できたからよしとするか。
え、肝心のAさんはどうしたかって？
二次会のカラオケに連れていかれて朝まで歌ったらしいよ。けっ！
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
