先輩、観察する。 ページ31
「おはようございます！」
「おはよう、ヨリ。」
元気に入ってきた後輩に内心驚くもいつものように返す。
昨日、一人で残らせから今日来るか心配だったけど、必要なかったみたい。
微笑んで、ほら。とまた朝御飯を抜いてきたであろうチャニョルに野菜ジュースとツナサンドを渡した。
「ありがとうございます！
いつもすみません。」
「どういたしまして。それ食べたら今日は挨拶回りだから」
「はい、頑張ります！」
年の瀬だからね、礼儀としてもこういうのはちゃんとしておかないと。
「よし。ヨリ、今年の忘年会はどうする？」
「あ、参加で。」
「OK. 今回は社長が二次会でカラオケに行きたいと仰っているそうだから覚悟しとけよ？」
「え、どういうことっすか？」
「去年は朝まで歌ってそっからモーニング行ったっけ？」
あー、まじかぁ。
顔面蒼白になっていくヨリにクスッと笑って。
「もう今年はないだろ、安心して」
トンと肩を叩いてやった。
談笑しながら今日の訪問先リストをまとめていると、Aさんがいらっしゃった。
「失礼します。ジュンミョナー！」
「はい、忘年会の出欠でしょ？
うちは全員参加で。」
「何で分かったの？ はい、畏まりました！」
「今年はAの所が幹事じゃん」
そっか、そうだよ！
なんて笑い合っていると、食べ終えたヨリが駆けてきた。
「A先パーイ！お疲れ様です！」
「あ、ヨリさん。お疲れ様です。
パンくずついてるよ、はいとれた。」
「わ、すみません！」
あー‥ヨリ真っ赤。
Aさんは無意識だろうけど。
さりげなくハンカチ出してそっと拭いてくれるんだもん、男はドキッとするだろ。
ジル・スチュワートの水色にバラ模様が描かれたハンカチ。
裾は白いレースで上品。僕の好きなタイプ。
「ってか何すか、そのヨリさんって！」
そうそう、それ俺も気になったんだよ！
‥しまった、俺って出ちゃった。
「えー、好きに呼んでって言ったじゃん！
ジュンミョナがうちのヨリはエリートだ！
ってよく言ってたから乗っかってみたんだけど…ダメだった？」
「先輩、オレのことそんな風に…？」
「えー、言ったかな？」
「は？」
「覚えてないの？酔うといっつも自慢してくるじゃん」
うわ、恥ずかしいな。
全然覚えてないや。
キラキラ輝いたヨリの顔が一瞬で曇った。
うん、ごめんね？
「Aヌナぁー、ヒョンが…」
「あ？ヌナ呼びすんな！甘えんな！離れて!!」
「え、ひどい…」
「知らん！私は忙しい。帰る！」
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
