幼馴染ミンソクの本音 ページ20
仕事から帰ったらAの所の居候に出くわした。
目が合ってしまって「ウミニヒョン!?」と驚かれたけど人違いだ。
困ってるようだから話を聞くとAが帰ってこなくて連絡もつかないらしい。
仕方なく電話を掛けてみれば。
「気持ち悪い…吐く。たすけて…」
「え、は？マジで？ちょっと、おい！」
プツリと切れてしまった電話。
サーッと血の気が引いてリダイアルすれば、Aのご同僚が出た。
具合が悪いところに酒を飲まされて倒れたらしい。
ふざけるな。
「すぐに迎えに行きます。」
送るという申し出を遮って通話を切った。
「俺が迎えに行くから家で待っててやって」
居候に必要なものを用意するよう頼んでタクシーに飛び乗った。
Aに会うのは何年ぶりだ？
隣だから見かけることはあっても今まで声は掛けられずにいた。
社宅に居た頃、年の差を痛感する度にAに八つ当たりして散々傷つけたから。
今更『あの時は子供だった、ごめん。』なんて格好悪すぎて言えない。
それに、どんどん綺麗になっていくAが他の男と歩く姿なんて、もう見たくなかったから。
そのくせ『いい加減、俺にしとけ。』なんてフラれるのが怖くて言えやしない。
なぁ、A。
お前が居るからローン組んで隣に引っ越してきたんだって言ったら引く？
離れていれば、この気持ちは薄れて
やがて消えてなくなると思っていたのに。
昔も今もAだけが好きで、他の人には興味が持てない。
「‥うん、さみしい。」
「……一人にしないで」
それは、俺が居なくてってこと？
それとも、単に一人が辛いだけ？
でも、もうお前の顔色を窺うのは辞める。
「みんそくにだけだもん！」
Aが形振り構わず甘えられるのも、
気にせず悪態つけるのも、ワガママ言えるのも、
全部俺だけなんでしょ。
俺の腕の中ですやすや眠るA。
吃驚するだろうから今日は家に帰してやるけど。
目の前の男を睨み付けた。
「ジョンインだっけ？
お前にAは渡さないから。
もちろんベクとかドとかいう奴らにも。」
ドアを開けさせてAをソファに寝かせた。
俺が何年好きだと思ってんの？
社宅に引っ越してきた日から十五年間ずっとだバカ！
「ウミニヒョン‥でも、Aの心は渡さないよ。」
「知るか、全部俺のもんだ！
‥あ、襲うなよ？」
「病人に手は出しません」
「あっそう。ならそのまま一生出すな。」
とりあえず明日からベタベタに甘やかそう。
俺なしじゃ生きられないくらいに。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
