新人ギョンスの懺悔 ページ15
翌朝、ちゃんと自分のベッドの上で目が覚めた。
ワンルームの社宅を見回せば、ソファに丸まって寝ているベクが居る。
…やってしまった。
仮にも新人の僕から上司で年上の女性であるAさんに迫るなんて！
でも、あのときは香水臭い女子に囲まれた後でとても疲れていたし、隣のテーブルではベクヒョンが酔ったことにして堂々と甘えているからムカついたんだ。
…いっそ忘れたことにしたい。
寝て起きたら酔っていたときの記憶が全部飛んでいるベクヒョンと違って、僕はしっかり覚えているタイプ。
顔は赤くなるけど、割りと頭は冴えていて、むしろいつもより饒舌になるかもしれない。
だから、正直どんな顔して出社すればいいのか…。
昨日、営業所前の駐車場で待ち合わせていた僕たち。
最初に着いたのはやっぱり僕で、五分後にベクヒョンがやって来た。
控えめにヒールの音を立てながら最後に現れたのは、深紅のドレスに身を包んだAさん。
シフォンのスカートがふわりと波打って、時々膝が見えそうになる。
背中はレースアップになっていて胸元のＶラインがセクシーだ。
髪は緩やかなウェーブが掛けられ、いつもとは違っておろされている。
ストールやバッグ、パンプスは淡いゴールドでまとめられてとても上品。
ああ綺麗だと。
不覚にも見惚れてしまった。
ほら、隣のベクヒョンだってポカンと口を開けて驚いている。
「お疲れ様ー！今日はよろしくね。」
喋るといつも通りのガサツっぽいAさんなのに。
控えめなメイクがまたそそる。
抜け感と言うらしいんだけど。
きっとヌナは自分のその姿がどれだけ男に影響を及ぼすのか分かっていない。
それがまたムカつく。
社内でのAさんのイメージは、
・クール近寄りがたいお姉様
・仕事に厳しくて怒らせたら怖い
だけど、その厳しさが優しさから来ているとはヌナと一緒に働いたことのある人しか知らない。
…僕らだけのヌナだったのに。
何であんなことをしたかと問われたら、魔が差したとしか言いようがない。
いつも以上に綺麗な貴女を誰にも触らせたくない。
酔った勢いで大胆に出てしまった。
自分達の営業所まで戻り、Aさんに聞かれるまま道案内する。
ベクヒョンは未だに夢の中。
あっという間に自宅に着いて、ヌナに助けられながらベクヒョンを介抱した。
シャワーを浴びて戻れば、メモを残してヌナは帰っていた。
【冷蔵庫にスープ入れておいたから明日ベッキョナと食べて。ゆっくり休んでね！ A】
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
