残業は妄想とともに… ページ1
はぁ、今日も残業決定ですか。
ちらと時計を見やれば、短針が十一を指す。
今日くらいは日付が変わる前に帰りたかった。
だって、亮ちゃんのドラマ、最終回なのに！
この仕事は午後出社で、夜勤務。
学生の頃、飲食店でバイトしていた身としては夜型生活に慣れていたつもりだったが、やはり年齢には勝てないらしい。
自分で選んだ仕事だけど、ちょっとだけ、朝起きて夕方帰ってくるような生活が恋しくなっていた。
こんなとき、長身のイケメンが迎えに来てくれたら良いのに…。
『こんばんは！
ヌナ、迎えに来ましたよ』
『セフナ！どうして？』
『サークルの飲み会の帰りで…
前を通ったら電気が点いてたから。
まだ居るのかな？と思って。』
迎えに来ちゃいました、とはにかむセフンのなんと愛らしいことか！
『Aさん、彼氏？』
『弟(分)の友達で…』
『彼氏です。…お仕事まだかかりますか？』
か、かれし！
嘘でもヌナは鼻血が出そうです!!
上目遣いで迫るセフナに上司も瞬殺されたらしい。
簡単にお許しが出た。
『いや、もういいですよ。
遅くまでごめんなさいね！じゃぁAさんまた明日』
『はい、ありがとうございます。
ではお先に失礼します。』
セフンが取ってくれたコートを着てペコリとお辞儀すれば、鞄が奪われる。
空いた左手を取られて、二人して会社を後にした。
「はーっ、ないわ。」
入社して六年、新規立ち上げにも携わることができて、部内では副主任まで務められることになった。
けれども、私生活では全く何もない淋しい休日を送っていた。
今日の業務報告も終わって、やっと退社。
田舎じゃfastfoodも23時で閉店だ。
唯一24時間営業のコンビニでホットミルクティを買って家に帰った。
「ただいまー」
誰も返事をする人がいないのに、つい口にしてしまう。
電気もつけないままリビングのソファーに腰を下ろした。
ぬるくなったミルクティに口をつける。
溜め息が出るところで、パッと部屋が明るくなった。
「ぬな？帰ってきたの??」
「へ？ジョンイナ!?何で!!」
え、目の前にまさかのカイ様がいらっしゃる。
今をときめくアイドル様が何故ここに？
まさか！
ポスターから出てきたとか？
(いや、CNBLUEじゃあるまいし！)
(てか、EXOポスターは会社で家のは等身大テミンだし！)
一人唸っていると、くすっと笑い声。
「あ、」
「ねぇ、今一瞬意識飛んでたでしょ？」
面白い。
カイ様に呟かれて嬉しいのに、言われた内容にがっくりした。
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ageha(プロフ) - もっちさん» ちなみに、今ミンソギヒョンが一番の推しメンです！ (2015年12月19日 0時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！本当に勢いだけで始めたので、楽しんでもらえて嬉しいです。カイくんファイティン!!そして、今から次の方を投下しまーす！ネタ切れしたら萌えをください！ (2015年12月19日 0時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - どうしよう！酔ったべくちゃんにもヤバ〜イ と思ったし、ドさんもやりおるな！って感心してたけど……しうちゃんがたまらなくステキング↑( *´艸｀)カイくん、頑張らないとしうちゃんがガンガン来ちゃうなぁ(笑) (2015年12月18日 6時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年12月15日 6時
