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キャストで前に控えているお姉さんが無表情で怖い。
最後列の席に座り、安全バーを下ろして出発。
幻想的な空間に素敵な音楽でうっとりする。
見たことが少ない映画の中でも一番好きなお話だから。
隣をこっそり見るとカイくんも瞳がキラキラして嬉しそうで安心した。
「きれいだ…」
「うん、音楽も素敵だよね」
骸骨の彼がゴーストたちのいたずらに注意するよう話しかけてくる。
鏡の間に入って、映る私達の姿は…
「プッ…クク、カイくんゴーストに体を乗っ取られてる！」
「ヤー！ぬなだってゴーストに抱きつかれてるじゃん!!」
爆笑するわたしと思わずハングルに戻ったカイくん。
「もう、ぬなったら…『はい』」
鼻を掻きながらも左手を差し出してくれるから、迷わずその手を取って外に出た。
楽しかったね、と話しながら、繋がれたままの手に意識が行く。
にやけたのがバレないように俯いたのに、きゅっと強く握られる。
顔を上げれば、お見通しだったようで。
「次は？」
「ランチショー、観に行こう」
わたしの照れ隠しにも動じず、カイくんは手を引いてウエスタンランドを目指す。
イッツ・ア・スモールワールドの時計が十一時を知らせると、
「少し早いから、ここに入ろ」
目に入ったショップへ連れていかれた。
「わー！帽子があるよ!!」
「あ、A！こっち！」
カイくんに引っ張られた先には、さっきのニット帽。
「あったよ！」
「ネー！」
キャラクターをかたどったかぶり物の下に、厚手でしっかり編み込まれたニット帽が並んでいた。
「被ったら？」
カイくんが帽子を私に被せる。
双肩に両手を置いてじっくり見たあと、
「うん！似合う!!」
「そうかな？」
「そうだよ、かわいい。」
ふにゃんと笑ったカイくんの破壊力の凄さと言ったら…ね？
このお方はどこまで私を翻弄したら気が済むのか…。
ぽーっと目を奪われていると、
「これにしよ！決まり!!」
ハイテンションでレジに向かうカイくん。
慌ててもう一つのニット帽を掴んで、彼のあとを追いかけた。
「これください。」
「待って！こっちもお願いします！」
と同じ枚数のお札を添えて黒のニット帽を店員さんに渡す。
目を瞠ったカイくんに「私からもプレゼントさせて！ね？」と告げれば、嬉しそう。
「すぐお使いになりますか？」
「はい、お願いします」
タグを取ってもらって、レシートと注意事項を受け取る。
「ありがとうございます」
カイくんが帽子を受け取って表へ出た。
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ageha(プロフ) - もっちさん» もっちさん！新年おめでとうございます!!コメントに気づくのが遅くなってすみません(>_<) こちらこそ今年もよろしくお願いいたします！そして、今年もカイ様を愛でまくると誓います！(笑)あと、新境地を開拓してみようと思うので、またアドバイスお願いします♪ (2016年1月27日 3時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - agehaさん、明けましておめでとうございます＼(^_^)／今年もかっこいい、可愛いカイ君を見せてくれてありがとうー↑ (2016年1月6日 7時) (レス) id: bd62209fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2015年11月26日 1時
