１０．うまく育てると愛に進化するらしい！ ページ40
#DO
「どうしよう…」
何とか平常心を装い、仕事に戻ったものの、心は嵐のようにいろんな感情が吹き荒れていた。
下宿先に戻ればファニヒョンから先に話があったみたい。
ベッキョンが「おかえり」と迎えてくれて、そのまま肩を組まれてリビングへ。
テンションを盛り上げる高いトーンではなく、
「お疲れ様」という意味合いの込められた優しいトーンだ。
「ただいま‥」
俯いて下唇を噛んだ。
促されるままソファーへ座ると、キッチンから大皿を持ったチャニョルがやってきた。
ヒョンたちもマンネラインも居なかった。
「何かあった？」
チャニョルが眉を下げながら聞いてくる。
どうしてお前の方が泣きそうなんだよ。
思わず笑みが浮かんで、冷静に事の次第を話せた。
「とりあえず日曜日会うんだろ？」
難しい顔を上げたベッキョンに頷く。
『俺は一途だし良い男ですよ。』
初めてデートした夜に告げた想いに偽りはない。
簡単に諦められるくらいなら最初からアタックしてない。
でも、何を言われるのか‥
不安もあるが、会えると返事をしたことを告げれば、タイミングよくLINEの通知が来た。
Aおわびにおいしい昼食を作るね! お口に合うといいな
三人で画面を覗きこむ。
普段だったら阻止するところだけど、今は二人が心強かった。
「がんばれ、ギョンス。
そんなに悲観しなくてもいいかも。
お前次第じゃね？」
ベッキョンが口を開けば、チャニョルもそれに続く。
「ちゃんと話すといいんじゃないかな、お互いに。
“恋ってやつは、うまく育てると愛に進化するらしい”から！」
「それ、ジュンミョニヒョンの。」
条件反射でつっこんでしまい、その意気だとベッキョンに背中を叩かれた。
「でもけっこー似てたな！」
ヒョンよりオーバーに立てたチャニョルの親指をベッキョンがパシリと叩き落とした。
明るくしてくれる二人に感謝する。
少し前向きになれたかも。
それと同時に沸き起こる新たな不安。
彼氏になるまで家には上がらない。
そう自分に誓って、晴れてAさんと恋人同士になれたけど‥
こんなタイミングで家に呼ばれるとは思わなかった。
「とにかく。話を聞く覚悟ができたよ。」
それから、俺の思いを告げる覚悟も。
「ありがとう、―――――。」
二人に微笑んでみせた。
二人とも瞳がこぼれそうなほど目を見開いて、それからぎゅうぎゅうに抱きついてきた。
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ageha(プロフ) - Yellow8938さん» レスが大分遅くなりましたが、本当にありがとうございました。とても救われました。それなのに長い間お礼も言えずすみません‥！また細々と再開しましたので、お付き合いくださると嬉しいです(^^) (2018年4月17日 0時) (
レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - あげはさんおはようございます色々と考えながらお話を書いてる事に尊敬します大好きな作者様なので更新なんて気にしないでお体を大切にしてください今日1日体調崩さないように頑張ってください (2017年11月11日 7時) (レス) id: 750a0b77cf (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - agehaさん» レスありがとうございます！これからも応援してます〜！ (2017年6月24日 23時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - 結慈さん» ありがとうございます！バイクに乗るギョンスさんが書きたくて始めました。今後も楽しんでいただけると嬉しいです(*^^*) (2017年6月24日 23時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - うわぁ〜ん( ノД`)この家に住みたいよ〜(。´Д⊂)ドギョンス最高！！ヌナで良かった！ (2017年6月24日 22時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2017年6月23日 21時
