． ページ19
.
「ただいま」
「おかえりー！」
「居たんだ？」
「おう、今日は午後で上がりだったから。」
出迎えてくれたのはチャニョルじゃなくて、仕事だったはずのベッキョンだった。
「チャニョルは？」
「買い出し行ってる。」
「で？デートはどうだったわけ？
‥ふーん、良かったじゃん！」
何も答えてないのに、自分を見てニコッと笑った。
楽しかったってのが自然と出ていたんだろうか。
「荷物置いてくる。」
荷物と言っても、抱えているのは
さっきまでAさんがしていたルミナスホワイトくらいで。
でも、彼はまたニコッと笑って自分を見送った。
「そ。いってら。」
「ん。」
自分も短く答えて自室へ向かう。
きっとリビングに戻れば人懐こい笑みを浮かべたベッキョンが
ほい、麦茶。とグラスを二つ持って待っているに違いない。
ドただいま かえりました。今日もたのしかったです。ありがとうございました!
Aおかえり!わたしも楽しかったよ。また行きましょうね。
すぐに返事が来た。
思わずにやけて、ふっと声も出てしまう。
次はどこ行こうか。
また皆に相談する？
あ、料理も。
妄想を膨らませながらリビングに戻ると。
「お待たせ。」
「おー。ほい、麦茶。」
ほら、ね。
「ありがとう。」
お礼を言って、隣に腰かけた。
「ただいまー！」
「おかえりー！」
ちょうどチャニョルも帰ってきた。
「おかえりなさい。」
「ギョンス〜！今日はオレが腕を振るうからね。」
「そう？じゃぁ任せる。」
そう返しつつも、ついつい一緒にキッチンへ。
「じゃぁおれは風呂用意してくるわ。」
ベッキョンも立ち上がってバスルームへ消えていく。
いつの間にか自然とできた役割分担。
兄さんや弟たちも動けよ、と思わなくもない。
けど、二人が許容してくれているうちは自分も口出ししない。
ま、ジョンインは皿洗いとかしてくれる方だし。
経費削減もかねての同居生活だけど、
今はそれで良かったと思っている。
独り暮らしじゃきっとホームシックになってたよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「EXO」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ageha(プロフ) - Yellow8938さん» レスが大分遅くなりましたが、本当にありがとうございました。とても救われました。それなのに長い間お礼も言えずすみません‥！また細々と再開しましたので、お付き合いくださると嬉しいです(^^) (2018年4月17日 0時) (
レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - あげはさんおはようございます色々と考えながらお話を書いてる事に尊敬します大好きな作者様なので更新なんて気にしないでお体を大切にしてください今日1日体調崩さないように頑張ってください (2017年11月11日 7時) (レス) id: 750a0b77cf (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - agehaさん» レスありがとうございます！これからも応援してます〜！ (2017年6月24日 23時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - 結慈さん» ありがとうございます！バイクに乗るギョンスさんが書きたくて始めました。今後も楽しんでいただけると嬉しいです(*^^*) (2017年6月24日 23時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - うわぁ〜ん( ノД`)この家に住みたいよ〜(。´Д⊂)ドギョンス最高！！ヌナで良かった！ (2017年6月24日 22時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ageha | 作成日時：2017年6月23日 21時
