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寄り道した先は、道の駅。
一度どんな所か行ってみたかったんだよね。
石畳が続く道を並んで歩く。
意外と大きいところだったようで、所々に専門店が構えていている。
雰囲気は「ザ・田舎の日本！」って感じなんだけど、
お店に入ればパスタ専門店からワインセラーまで。
小さいけど、本格的な食材が揃っている。
もちろん野菜や果物の青果店もあるし、生こんにゃくや豆腐とか、
和の食材も充実している。
「ギョンス君、目がキラキラしてるね。」
「割と料理は好きな方で‥実家が飲食店だからかもしれません。」
「へぇ！すてきだね。」
口にしなくても食べたいって顔に書いてある。
「Aさんは料理とかしますか？」
「んー‥一通りできるけどおいしいかどうかは分かんない(苦笑)」
正直な人だ。
苦笑いして頭を掻きながらAさんが続ける。
「お弁当も週に一回持っていったらいい方でさ、
よく後輩に叱られるよ〜」
「忙しいってことでしょう？
週一でも十分じゃない？
俺だって普段は学食に頼りっぱなしだよ。」
「そうなの？よかったー！」
ホッと胸を撫でおろすAさんは年上っぽく見えない。
「次は一緒に料理したいです。」
「ほんと？じゃぁご教授願おうかな。」
「そんな大それたことはできないよ？」
「いやいや、さっきシェフの目をしてたもん。
よろしくお願いします、ギョンス先生！」
そんな風に見つめられたら頷くしかないじゃん？
「俺は厳しいですよ？」
「望むところですー！」
クスクス笑いながら店を見て回る。
これはしばらく自炊だな、と腹を括る。
家に帰れば、チャニョルを筆頭に試食要員は沢山いる。
久しぶりにキムチパスタとかも作ろうかな、と今からワクワクする自分がいた。
夕飯には早い時間にAさんを送り届ける。
「ギョンス君、本当にありがとうございました！」
「こちらこそ！
僕も楽しかったです。
‥また会ってくれますよね？」
「もちろん！誘ってくれると嬉しいです。」
「OK, 期待してて。」
Aさんの手を引き寄せて、にっこり微笑んだ。
彼女の頬がばら色になって満足して踵を返す。
「じゃぁ、また。」
手を振って別れた。
次の約束をしていいんだと思ったら、来た時以上に足取りは軽かった。
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ageha(プロフ) - Yellow8938さん» レスが大分遅くなりましたが、本当にありがとうございました。とても救われました。それなのに長い間お礼も言えずすみません‥！また細々と再開しましたので、お付き合いくださると嬉しいです(^^) (2018年4月17日 0時) (
レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - あげはさんおはようございます色々と考えながらお話を書いてる事に尊敬します大好きな作者様なので更新なんて気にしないでお体を大切にしてください今日1日体調崩さないように頑張ってください (2017年11月11日 7時) (レス) id: 750a0b77cf (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - agehaさん» レスありがとうございます！これからも応援してます〜！ (2017年6月24日 23時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - 結慈さん» ありがとうございます！バイクに乗るギョンスさんが書きたくて始めました。今後も楽しんでいただけると嬉しいです(*^^*) (2017年6月24日 23時) (レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - うわぁ〜ん( ノД`)この家に住みたいよ〜(。´Д⊂)ドギョンス最高！！ヌナで良かった！ (2017年6月24日 22時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2017年6月23日 21時
