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慧「んぁ?そう?」
.
私と同い年くらいの若い女の店員さんが
先輩に近付き、接客し始める。
派手で、イケイケって感じ。
私とは真逆のタイプだ。
.
「はい!やっぱりイケメンさんだと服も合いますね。」
慧「えー、俺、イケメンなの?」
「もちろん!こんな人が彼氏なら良かったのになぁ。」
慧「ふは、俺、君の彼氏候補ってこと?」
「へへ、別れたらの話ですけど。」
慧「じゃあ別れたら俺んとこおいで。」
.
「なんつー会話してるんだ…」
.
べたべたと先輩の腕に絡み付く店員さんと、
まんざらでもなさそうな伊野尾先輩。
鼻の下が伸びてるの分かりやすすぎ。
それに、店員さんも絶対先輩のこと狙ってるよこれ。
私、空気みたいな存在になってるし…
別にいなくてもいいよね?
.
「先輩。私、上の寝具店に行ってきます。」
慧「え?デートなのに別行動?」
.
「…っ、だからデートじゃありませんから!
服買ったら連絡してください!」
慧「あ、待って!連絡って…!」
.
先輩の方を見ずに言い切って、
私はその場から立ち去った。
なにがデートだ。
テキトーで、女慣れしてる彼。
やっぱり腹が立つ…!
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まりも(プロフ) - ふるどけいさん» わわ、そう言ってくださり嬉しいです(///ω///)はい、卒論頑張ってきます! (2019年9月4日 21時) (レス) id: aaad2f0c31 (このIDを非表示/違反報告)
ふるどけい(プロフ) - 伊野尾先輩のアンニュイな感じが伝わってきていつもきゅんきゅんさせられています(´艸`*)就活の次は卒論で大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年8月26日 23時) (レス) id: 8d66199de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2019年4月28日 23時