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それは、先輩と同居して約一ヶ月過ぎた頃の
あるお昼前のことだった。
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「先輩、狙うは2等です!2等の賞金1千万円!」
慧「どうせなら1等の宿泊ペアチケットが良くない?
俺とAでさぁ。」
「良くないです!
てか、当たっても先輩とは行きませんから!」
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所は近所にある行きつけの複合型スーパーマーケット。
そこでは5周年記念の大掛かりな抽選会が行われていて。
私と先輩は溜め込んでいた抽選券を抱え、
隣同士の列にそれぞれ並んでいた。
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そして、私が狙っているのは1等の宿泊ペアチケットではなく、
2等の賞金1千万円。
これで少しは奨学金の返済をしないと…!
.
「次の方どうぞー。」
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とうとう回ってきたクジの順番。
ガラポンと呼ばれる抽選機の前に立ちはだかる。
どうか、当たりますように…!
心のなかで意気込み、私は右手に力を入れる。
グルグルグル…カランッ。
カラカラカラ……
.
出てきたのは、黄色の玉。
これはもしかして、もしかして…!
思わず、ゴクリと生唾を飲み込む。
司会の人は玉の色を見て、私たちを見て。
そして、マイクを持ち、大声で叫んだ。
.
「こ、これは…? 3等! 3等出ましたー!
屋内プール施設の招待券、6組ペア!大当たりです!」
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まりも(プロフ) - ふるどけいさん» わわ、そう言ってくださり嬉しいです(///ω///)はい、卒論頑張ってきます! (2019年9月4日 21時) (レス) id: aaad2f0c31 (このIDを非表示/違反報告)
ふるどけい(プロフ) - 伊野尾先輩のアンニュイな感じが伝わってきていつもきゅんきゅんさせられています(´艸`*)就活の次は卒論で大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年8月26日 23時) (レス) id: 8d66199de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2019年4月28日 23時