【Wrwrd!】推しは眺める派のモブなんですが？ (ページ12)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:107,142 hit

12 ページ12

ni「…で、高校二年生が仲良く屋上でおサボりとは。」

どうも！今、正座で説教を受けている錦戸 Aです！

グルッペンは三角座りで、兄さん…恐いゾ…。とか言ってますよ草
美桜さんは、胡座をかいて、特に反省してないです草

ni「おいテメェら聴いてんのか…？」

これに応えなければ殺すぞ、というオーラを纏った兄さんが
どこから持ってきたのか分からないハリセンで、地面を叩く。

『きっ、聞いてますよ～(汗)美桜さんが聴いてないかな～なんて～…』

美桜さんに罪を擦り付けると、え？と言う顔をする。

ni「おい美桜…。聞いんのかぁ…？」

またハリセンで地面を叩く兄さん。

mio「やっ、やだなぁ～？聴いてますよ～？
ぐ、ぐ、グルッペンがぁ～？真面目に聴いてないかな～、なんて～？」

口を尖らせていう美桜さんが、グルッペンに罪を擦り付ける。
すると兄さんは、嘘付くなぁ！と美桜さんの頭をハリセンでぶっ叩いた。

mio「痛てぇええええ！！！はぁ？！
暴力反対！！体罰反対！！か弱い美桜くんに何てことしてんだ！」

わー！わー！と兄さんに反抗をする美桜さん。
すると兄さんは低い声で調子に乗るな、と静かに言った。

『足めっちゃ痛かった…。』

放課後。←飛び過ぎじゃね？

ほとんど誰も居なくなった教室で、呟く。
周りには5～6人ほど女子生徒が居るが、何かボソボソ言っているだけで
話し掛けては来ない。

『…もうやること無いんやし帰るかぁ。』

さっきまで、何となくで残っていたが、特にやることも無いし。
私はその場で伸びて、鞄を手に取る。

そして教室の扉を開いて出て行こうとした時、声を掛けられた。

mobu「あんた。ちょっとこっち来なさいよ」

鞄に可愛いストラップをジャラジャラ付けた女子生徒が
周りに5人ほどの取り巻きを着けて私を呼ぶ。

『何で。』

短くそう言うと、彼女は席から立ち上がる。

mobu「こっちに来いって言ってんのよ。」

理由を話そうとしない彼女。何であんな偉そうなんだ。

『時間の無駄だから嫌。』

彼女にそう言えば、取り巻きがこちらに近づいて来る。
取り巻き達は、私の髪を乱暴に引っ張って彼女の前へ連れて行く。

mobu「メアリ様。連れて来ました。」

どうやら彼女はメアリと言うらしい。メアリは私を見て、舌打ちをした。

me「あんた、何？兄さん様やゾム様に媚び売って楽しい？
あんたみたいなブスに相手をしてくれるわけ無いじゃない。」

え、？私モブ…。