【Wrwrd!】推しは眺める派のモブなんですが？ (ページ16)

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どうも！前の話で挨拶を忘れてた錦戸 Aです！

私が今、何してるのか気になる？気になるよね？ね？

tn「ほんっっっまごめん！！！！！！！！」

トントンに土下座されてます。

まぁ、何でってことは分かると思うんだけど
トントンに抱き枕にされて、1時間ほどそのままでした。

『大丈夫やで！！謝るのはトントン君やないし！…な？ペ神？？？』

そう言ってペ神を見ると、ペ神も土下座をかます。

『兄さんも、ペ神止めれたやろ？何で止めんかってん？』

兄さんもペ神の横に並んで土下座。

rb「ごめん！！ほんまに！！！
トントンだけでも許したってや！！俺からも頼むわ！！！」

ロボロは、土下座するトントンの背中を擦りながら頭を下げた。
トントンとロボロは本当にすまなそうにしてるし
許してやるか←何目線？？？

『はぁ…。トントン君とロボロ君は謝らなくてええで。
もう七時になってまったし、気を付けて帰りや。』

にぱっと笑って言えば、二人同時に頬を赤くする。
やーいDT！！！！！

すると、ロボロは少し不安そうに私を呼ぶ。

rb「なぁ、Aちゃん。もう外暗いで？
俺らは他にも事情を知っとる友達が外で待っとるからええけど
Aちゃんはどうするん？あれやったら送ってこか？」

上目遣いでそう聞くロボロ。本人は自覚が無いのがまた尊い。

正直言うと、ペ神と兄さんに送って貰うつもりだった。

が、友達(なのか？)は大事にしないといけないし、
と思い、ロボロとトントンと、その友達と帰ることにした。

『失礼しました～。』

三人で保健室を出て行く。
そこから、少し仲良くなったトントンとロボロと話をした。

私が何か言うと、楽しそうに笑う二人を見て
胸が締め付けられるような感覚がした。

まぁ、モブの私が恋をしたって振られるだけだし意味無いか。

切り替えをするために、頬を叩く。

『私はモブ…。私はモブ…。』

ぶつぶつと念仏のように唱える。
二人から、何を言っていたのか聞かれたが、
曖昧な返しをして話を逸らした。

それから下駄箱で靴を履き替え、生徒玄関から外へ出た。
また話しながら校門へ向かっていると
遠くに、前世で何度も見た彼等のような人影が。

『大丈夫…あの人達じゃない…あの人達じゃない…』

自分を落ち着かせるよう、深呼吸をする。
すると、トントンとロボロを見た彼等は
此方へ勢い良く駆けて来た。

まじかぁ…。