第1話 ページ2
『では、今日の授業はここまで。気をつけて帰ってください。』
その言葉と共に、クラスメイト達が一斉に帰り支度を始める。
静かな空間が一瞬にして煩さで掻き消された。
騒ぐ奴らを横目で流し、俺はある人へと視線を移した。
俺に背を向け、無言で黒板を消している。
大好きなその人を見つめた。
『……国見。チャイム鳴ったけど』
「え、あぁ…」
見惚れていると、先生が俺を振り返った。
唐突だったから驚いて、間抜けな声が出る。
先生はクスリと笑うと黒板消しを置き、口を開いた。
『国見、今日部活休みでしょ。
私も今日はもう仕事無いから、一緒に帰ろ』
「っはい」
嬉しさで気後れ気味に返事をすると、先生は教室を出ていった。
俺も荷物を手に取り、先生を追いかけた。
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ねじる(プロフ) - 舞桜@毒占欲さん» マジですか!いいですよねファーストレディー!ありがとうございます!!本当に嬉しいですっ、頑張ります!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
舞桜@毒占欲(プロフ) - え、え!作者様もファーストレディー好きなんですか?私もです!しかもハイキューとコラボなんて最高じゃないですか!国見君の気持ちが痛いぐらいにわかります…… これからも頑張って下さい!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: 6a5d77360e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねじる | 作成日時:2019年11月2日 15時