好きなの?嫌いなの? ページ4
Aside
太宰「私の事、まだ好きでいてくれているかい?」
と、捨てられた仔犬のような目で私を見つめる太宰さん。
なんてあざとい。
私の気持ちなんて、とっくに分かっている癖に。
A「言わせるの大好きですね、太宰さんは。」
私ははぁと、息を吐いた。
溜息だけど、幸せな溜息。
無意識に私は頬を上げた。
太宰「Aは、そんな顔の方が100倍いい。」
切ない声でそう言った太宰さん。
A「分かってるわよ。」
私は意地悪そうに微笑んだ。
もう泣き虫な私も居ない。
弱い私は、暫く隠しておくことにしよう。
私は太宰さんの耳元にそっと唇を寄せた。
A「治、もう私の事離さないでね。」
そう小声で言ってやった。
私は勝ったと言わんばかりのドヤ顔をした。
だが、だざ、…治は一向に顔をこちらに上げてくれない。
A「だ、ざいさ、ん?」
もしかして、治と言ったのが駄目だったのだろうか。
すると、私は太宰さんに馬乗りにされた。
どうやら私は太宰さんに押し倒されたようだった。
ここからは、私の勝負である。
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!?(プロフ) - うえ、中也さん落ちないんですかまじかよ (2023年1月21日 0時) (レス) @page35 id: f95a2e532b (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - ぇ…終わっちゃったんですか・・・?中也さん落ちみたかった・・・。 (2022年6月24日 17時) (レス) @page35 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月17日 12時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - この作品好きです~!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年8月17日 12時) (レス) id: 0b13d6cbae (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 桜咲月菜さん» ひぇー!ありがとうございます! (2019年7月17日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2019年1月22日 20時