太宰さんが余りにも浮気性なので中也さんに手伝ってもらってちょいと懲らしめる筈だったんですけどこの状況なんですか？2！

怒ってるかな。 ページ24

太宰side







Aをあの部屋へ連れて行って、私は自室の布団で今日の出来事をそっと考えていた。








A、怒っているだろうか。









恋人にする扱いでは無い事も、女性にする扱いではない事も重々承知だ。









でも私は、Aだからこうしてあげたいと思う。




Aだから、守ってあげたいと思うし、Aだから、なんとかしてこの不可解な事件から遠ざけたいと思う。




あの子が関係している事件であるのなら、尚更。









きっと私を哀れんでいるだろう。









きっと私を嫌いになっただろう。









折角元に戻った関係を、自分から崩している事もわかっている。
もしこれでAが私を本当に好きじゃなくなったとしたら、もう私にあの子を取り戻せる自信が無い。









だって、こんなにも君を裏切っているのだから。









でも、この事件が全て終わって、それでもまだ、彼女が私を愛し続けてくれるのであれば、私は









絶対にもう、彼女を離さない。

おかえりなさい。→←ネムリヒメ。

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