太宰さんが余りにも浮気性なので中也さんに手伝ってもらってちょいと懲らしめる筈だったんですけどこの状況なんですか？2！

任務。 ページ12

Aside


A｢これが、新しい任務の資料です｣




私はそう言って太宰さんと中也さんに資料を手渡した。





太宰｢なんか、詰まらなさそ〜ねぇA〜こんな事より私と逢引をしようよ〜｣





A｢中也さん、太宰さん、この資料になにか今の時点でご指摘があれば仰って下さい｣





太宰｢あり、無視されちゃった｣






中也｢今の所は問題ねぇ。だがA、この資料じゃ少し不十分過ぎやしねぇか？｣





A｢はい、何でも、向こうの組織の情報が中々表に出てきていなくて、我々でも探るのが困難のようです。相当手強い相手と見ました。｣




中也｢もう少し探れねぇか、部下に聞いてみる｣




A｢はい、私も何とかしてみます｣





そう言って資料をクリップで留めて、椅子から立ち上がる。






太宰｢まぁ、あれだね。｣





そう呟いて、のろのろと立ち上がる太宰さん。



A｢？｣







太宰｢この''rage''って組織＿＿＿＿









気をつけた方がいい。｣








太宰さんのその声は、妙に現実味があって、とてつもなく、恐ろしかった。









''rage''









''憤怒''

憤怒。→←前兆。

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