マフィアの及川徹と結婚させられるから誰か止めてくれ。【HQ】

7days ページ8

Aside






A「お風呂お先にありがとうございました。

気持ちよかったです。」






及川「ほんと？よかった〜


じゃあ俺も入ってくるね〜」








そう言って布団の前に置かれた少し大きめの机でなにやら作業をしていた及川さんが手を止めてお風呂に向かった。





机上にはパソコンと、沢山の紙。



マフィアの色んな情報が沢山詰まっているのだろうか。






…じゃあ、こんな所に置いておいたら無防備なんじゃ？






私はそれだけ信用されているってことなのだろうか。



まぁ、私にスパイみたいな真似はできないし、するつもりもないけど。








及川さんの私への警戒心もまるでないし、


会って数時間なのに、それをまるで感じさせない会話のやり取り。






A「私の安心させようとしてくれてる？」









まさか、あの変態若頭に限ってそんなことは無いだろう。









時計の針は夜9時を指していた。


寝るにはまだ早い。






勉強でもしようかなぁ。








私はとりあえず持ってきていた大学の参考書をリュックから引っ張り出して、資料だらけの机の隅の方を使って勉強させてもらう事にした。









及川「お、勉強してんじゃん。」





ふと声のする方を見ると、少し髪の濡れた及川さんが立っていた。





寝間着は和服なんだ…

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