11days ページ12
Aside
その後勉強したり家の探索をしたり、届けてもらった荷物を整理していれば、時間はあっという間に過ぎていった。
6時半頃には及川さんも帰ってきた。
及川「ただいまぁー」
A「おかえりなさい」
…ん？なんか、汚れてない？
及川「何？そんなジロジロ見て
…あー、血？」
A「血！？怪我したんですか！？」
及川「あー違う違う、これ俺の血じゃないから、
シャワー浴びるし、気にしないで〜
マフィアだもん、こんな事よくあるよ
だからAも慣れてね」
…これを慣れろと？
A「ま、まぁ、善処します」
及川「Aまだ私服じゃん、
ドレス着替えさせてもらってね」
「ただいまご用意致します」
お手伝いさんがそう言って「A様、着いてきてください」と言われたので着いていく
「ここはお化粧室です。今からA様の事とびきり可愛くしますね！」
少し歳の近いお手伝いさんが私に明るく笑いかけてくれた。
こーゆー歳の近い女の子が居てくれると、結構安心する。
A「……及川さんって、普段どんな人なんですか？」
化粧やらなんやらしている間暇なので、及川さんについて聞く事にした。
「あの通り、怒らない、優しい方ですよ
私が新米の頃、徹様のスーツにお茶をこぼしてしまった事があったんですけど、
「これくらい大丈夫だよ、君新しい子だし、ゆっくり慣れていってね」って、笑ってくださいました。」
A「へぇ、そんな事が」
「マフィアの世界の事は、私にもあまり分かりませんが、
あの世界で生きていればきっと、徹様にも危険が及んでしまう事があるかもしれないんです、
昔だって＿＿」
そう言いかけて、お手伝いさんは言うのをやめた。
A「？昔？何かあったんですか？」
「あ、いえ、なんでも
…はい！できました！凄くお綺麗ですよ！」
多分触れられたくないことなのだろう。私は大人しくその話題を忘れる事にした。
A「…わ、すご、別人」
着させてもらったのは真紅のドレスで、膝下まである生地には時おり黒の薔薇が散りばめられている。
髪型はハーフアップでお団子にして、蝶の髪飾りを付けてもらった。
ほんとに凄い、雰囲気が変わる…
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太宰亜里沙(プロフ) - 水上灯さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年8月28日 0時) (
レス) id: 742fb4603b (このIDを非表示/違反報告)
水上灯 - すごく面白かったです！かっこいい！ (2022年8月28日 0時) (レス) @page48 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - しろ苺さん» 描写褒めて下さるのほんとに嬉しいです、、！！ありがとうございます！ (2020年4月3日 7時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ苺(プロフ) - 夢主が撃たれた所の雨の描写が良すぎて、、どの場面でも適切な情景が書かれていて素晴らしかったです！ (2020年4月3日 1時) (レス) id: 460e1881d0 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - ゆうさん» そうなんですね！そういう方って本当にいらっしゃるんですね…ゆうさんの存在がお相手さんの救いになるよう、お願っております！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年2月22日 17時
