1day ページ2
Aside
「A、突然だけど、この及川さんと結婚して欲しい。」
A「………ん？」
今日は親に早く帰ってこいと言われ、授業が終わり次第速攻で家に帰ってきた。
私は高校3年で、夏に部活も引退し、受験も難関大を見事推薦で突破し、今は自由気ままな日を送っていた。
今日は久々の3年生登校日で、何日かぶりに会う友達と話していて、推薦で終わった子達とご飯でも食べに行かないかと言っていた矢先、親に招集をかけられた。
私の目の前には、大きなソファに座る両親と、その横でこちらを見ながらにこにこしている高身長イケメンが居た。
この人誰やねん。
及川「紹介が遅れてすみません。
俺は青葉組の若頭、及川徹です。よろしくね」
まるで私の声が聞こてたかのようにそう言う。
「この方は日本のマフィアを統括する組織の青葉組の方なんだ。くれぐれも失礼な態度をとるなよA」
厳格な父がますます厳しい顔をしながら、私に言った。
桐島家は由緒正しき名家とかほざいといて、影では娘を危ない組織に売るって、
あんたらどうゆう神経してんの？
A「いきなり言われてはい分かりましたなんて言えるわけないじゃん。」
及川「…まぁ、そりゃそうだよね。ごめんね」
反抗心剥き出しの睨みを効かせてやったのに、当の本人は笑顔を崩さない。
「おい、お前及川さんにそんな口を聞くんじゃない。」
まったく、すみません、うちの娘が飛んだご無礼を。
横から父が頭を下げる。
あの父が頭を下げるんだ、この人は相当な人なんだ。
私はその光景を見てそれを瞬時に理解した。
A「…申し訳ございません」
及川「あぁ、うん。それで、今日から俺と暮らすんですよね、この子は。」
私の謝罪を軽く流すと、とんでもない爆弾発言を落としてきた。
A「え？何それ、初日にそんなにいっぱいの衝撃的な情報を私の頭に入れてこないでください。」
「もうこの結婚は決定事項だ。
A、桐島家の長女として、跡継ぎができないのなら、お前にはしっかり女としての役割を果たしてもらう。」
何この人、
A「何よ女としての役割って！
それ男女差別じゃないの？
私、こんな結婚認めないから！」
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太宰亜里沙(プロフ) - 水上灯さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年8月28日 0時) (
レス) id: 742fb4603b (このIDを非表示/違反報告)
水上灯 - すごく面白かったです！かっこいい！ (2022年8月28日 0時) (レス) @page48 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - しろ苺さん» 描写褒めて下さるのほんとに嬉しいです、、！！ありがとうございます！ (2020年4月3日 7時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ苺(プロフ) - 夢主が撃たれた所の雨の描写が良すぎて、、どの場面でも適切な情景が書かれていて素晴らしかったです！ (2020年4月3日 1時) (レス) id: 460e1881d0 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - ゆうさん» そうなんですね！そういう方って本当にいらっしゃるんですね…ゆうさんの存在がお相手さんの救いになるよう、お願っております！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年2月22日 17時
