うちのマネには秘密がある。【HQ】【稲荷崎】

隠してへんよ ページ4

角名side




A「おはよ〜」




「あ、Aやーん、おはよーん」




「A〜、ちょおこれ見てやこれ！」




A「なになに！」





朝練が終わって教室に行けば、Aは早々に女友達に捕まった。
うちのマネージャーであるAは、男女共によく好かれる。
変に媚びたりもしないし、いつでもどこでも自然体でいるから、多分人がよってくるんだと思う。




Aが人の悪口言ってる所も見た事ないし。
…まぁ侑とは時々言い合いしたりはするけど。





とりあえずこいつには非の打ち所がほとんど無くて、俺でもAの本性を見破る事は難しい。









侑「…なんや角名、そんなAばっか見よって」





角名「は？」




隣の席である侑の方を見ると、ムスッとした顔でこちらを見ていた。





…あぁ、そうゆう事ね




俺はにやりと笑って侑を見る。





角名「侑も嫉妬深いんだね〜」




侑「あ！？うっさいねんボケ！」




A「2人ともなんで朝から喧嘩してるん？笑」





Aが女友達と居る方からこちらを向いて笑った。







…まぁ、侑の気持ちもわからなくはないけど。









椿Aは、俺らの頼れるマネージャー








いつも明るくて、裏表の無いクラスのムードメーカー







よく笑ってよく喋って


















そんな彼女の姿からは想像も出来ないくらいに、









彼女の過去は残酷だった

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