迷惑電話 ページ9
Aside
会社に出勤し、いつも通り作業を行う。
私はまだ一年目だし、任せてもらえる仕事なんてほとんど事務系に過ぎないけど、時々企画の案を提出させてもらったりしているから、色々刺激を貰えて楽しい。
南「あ、Aちゃん、そこ間違ってんで、」
A「わ、ほんまや、すみません！直します！」
南「ゆっくりでええで〜。私もそーゆーんよお間違えたわぁ｣
南先輩、フォローもナチュラルで、素敵です
そんな事を思いながら作業している内に、お昼休みの時間になった。
A「南先輩、食堂行きませんか？」
南「いいよ！行こか」
2人で談笑しながら社員食堂をめざしていると、携帯が振動した。
南「Aちゃん、携帯鳴ってる、
私先に食券取っておくから、電話してくる？
日替わり定食でいいよな？」
A「ひぇぇすみません！ありがとうございます！」
恐れ多くも南先輩に食券を託し、休憩スペースまで向かって電話を取る。
A「…」
電話の主は、私の家からだった。
あのキツネ男、何かやらかしていないといいけど…
A「…もしもし、何？」
治「A〜会社どうや〜？」
A「今昼休みやけど…ご飯は食べたん？」
治「おん、食べた、美味しかったわ、ありがとうなぁ」
治の話す内容はあまりにもどうでもいい事で、一向に本題に入ってくれない。
A「で？なんかあったん？」
治「え？ううん？何も？」
A「は？」
当たり前やんみたいな声でそう言う治。
A「いやさ、私なんかあったら電話してって言うたやろ？
なんもないなら、電話せんといて、」
こっちは仕事中だ。先輩に食券の順番待ちまでさせてしまっている。
治「…だって、寂しかったんやもん、」
画面越しに切なそうな声が聞こえて、心にトゲが刺さる。
A「…もう、今回だけやで、ホンマに」
治「ふふ、うん、ありがとう」
昨日から、治に振り回されっぱなしだ。
これがこれから続くと思うと、気が滅入った
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太宰亜里沙(プロフ) - ユピナさん» ありがとうございます！嬉しいです〜！北さんの作品もよろしくお願いします！ (2020年4月5日 23時) (
レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ(プロフ) - お疲れ様でした！狐の治くんとても可愛く面白かったです！！次作の北さんの小説も読ませていただきます！改めて完結おめでとうございます(^-^) (2020年4月5日 23時) (レス) id: d18085f850 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - Ruuさん» ありがとうございます！ほんとですか！北さん精一杯かっこよく書きます！よろしくお願いします！ (2020年4月4日 20時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - 本編完結お疲れ様でした！次作北さんなんですね！北さん大好きなのですごく嬉しいです！楽しみにしています！ (2020年4月4日 20時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 青藍さん» 嬉しいです！ありがとうございます！更新しますね！頑張ります！ (2020年4月4日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年3月29日 12時
