影山が大好きな奥さんの話。【影山飛雄】【HQ】 (ページ14)

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ただいまと飛雄くん。ページ14

Aside

玄関で元音がした瞬間、小走りでそこへ向かう。

A「おかえりなさいー！！お腹減った？？」

時計は夜の9時を指していた。

飛雄が1週間の遠征から帰ってきたのだ。

影山「おう、腹減った」

A「私先食べちゃったし、今から温め直すから先お風呂入ってきて！沸いてる！

あ、着替えだけ洗濯機入れといていい？」

影山「おう、悪い」

分かっていますよ読者の皆様

私がなんで飛雄に会った瞬間抱きつかなかったのか

ふふふ、しっかりと計画を立てているのですよ…。

私は飛雄がお風呂に入っている間に洗濯物を入れてカレーを温め直した。

A「よっしゃ飛雄！準備は満タンですよ！」

影山「…お、おっす

………俺風呂上がれねえんだけど」

私が脱衣場に仁王立ちしているせいで飛雄が風呂場の扉を開けて申し訳なさそうにそう言う。

A「ごめ～ん、

てか飛雄、この一週間で筋肉増したんじゃない？」

私はまだ濡れている飛雄の素晴らしい腹筋をぺたぺたと触る。

影山「……おい、あんま触ってっと襲うぞ」

A「え～、じゃあ遠征帰りで色々溜まってる飛雄くんの相手するのは大変そうだからそろそろリビングに戻るよ～～」

影山「チッ」

A「あ！今舌打ちした！」

私はあっかんべーをお見舞してリビングへ戻った。

その後はがつがつとカレーを本気食いする飛雄を見ながら遠征の話を聞いて、2人で夜の罪、アイスを食べながらテレビを見る。

A「なんか1週間って短いようで長かったね～」

影山「だな。あ、星海さんが、Aの飯また食いたいって言ってた」

A「ほんとー？光来くんいい子だね～」

飛雄がアイスを食べ終わるのを見計らって、飛雄に勢いよく抱き着いた。

A「ん～～～！！とびおだー！！」

そうだ。私はこれがしたかったのだ。

遠征帰りはいつも欠かさずこれをする。

飛雄が帰ってきてすぐにお風呂とご飯を済ませてもらい、ゆっくりするタイミングで久しぶりの飛雄を独り占めする。

A「………やっぱり飛雄がしたいならしていいよ？」

影山「んだそれ、Aがしたくなったんだろ？」

私達はそう言い合って静かに唇を合わせた。