影山が大好きな奥さんの話。【影山飛雄】【HQ】 (ページ11)

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髪の毛と飛雄くん。ページ11

Aside

夏のはじまりということもあり、私は胸元まで真っ直ぐに伸びる黒髪をミルクティベージュのボブにする事にした。

うちの会社は基本ばちばちに派手な髪色じゃなければ何色でもOKなラフな会社なので、そこらへんは問題ない。

帰ったら飛雄、どんな反応してくれるかなあ

私は飛雄の驚く顔を想像しながら美容院の人と楽しくお話をしていた。

・・

私はその日仕事帰りに美容院に行ったので、帰る頃には夜9時前だった。

飛雄はもう既に家に帰っているはずだ。
晩御飯までには帰れそうにないと予め言っておいたので、きっと昨日のカレーの残りを食べているはずだ。

私はいつもより少し早歩きでマンションのエレベーターへと向かった。

A「とーびお！ただいまあ！」

私はテレビの前のソファに座る飛雄の前にひょこっと出て飛雄と目を合わせた。

影山「……………え、A？」

潔い程予想通りの反応に思わず吹き出す。

A「うん！Aですよ～～

どう？この髪色。私染めた事無かったからめちゃくちゃ不安だったんだよね～

この色ミルクティベージュって言うんだ！」

飛雄の前で髪の毛先を持ってふわふわと揺らすが、飛雄は一向に固まったままだった。

A「……え、もしかして似合わない！？」

もしやさっきの驚きと今の沈黙は余りの似合わなさに何も言えないってこと…！！？？

私がひとりで落ち込んでいれば、急に飛雄が顔を手で覆ったので何事かと思い顔を上げた。

影山「…いや、なんか、…ぐわっときた」

よく見ると飛雄は耳まで真っ赤にしていて、手の隙間からこちらをじっと見る飛雄の視線に私まで恥ずかしくなってしまった。

影山「髪の長さも短くしたんだな」

A「う、うん」

さっきまで悶えていたかと思えば顔を上げて私の髪にするりと触れた。

その手はいつもより更に優しくて丁寧で、思わずドキドキしてしまう。

影山「黒髪の長いのも似合ってたけど、

こっちのAもめちゃくちゃかわいい」

ああ、髪切って、良かった…………

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なんだかカップルみたいなやり取りになってしまった！笑
カップル感ある影山夫婦書いていきます！笑