影山が大好きな奥さんの話。【影山飛雄】【HQ】 (ページ22)

今日:17 hit、昨日:76 hit、合計:391,841 hit

2 ページ22

Aside

美羽「そういえば、もうすぐ2人が結婚して1年だね」

お寿司を食べ終わり、家に帰って美羽ちゃんと飛雄と3人でソファでくつろいでいる時、美羽ちゃんはそう口にした。

A「そうだね！もうそんな季節かあ」

影山「姉ちゃんは結婚しないのか」

美羽「できないんじゃなくてしないんです～」

影山「できねえなんて言ってねえのに…」

飛雄がとばっちりを食らったような顔をしてお酒を飲む。

A「飛雄が積極的にお酒飲むの珍しいね」

影山「なんか今日は飲みてえなあと思って」

美羽「ねえねえAちゃん、この子ちゃんと家事とか手伝ってる～？

飛雄家事全般苦手だからさ～手先は器用だからやればすぐ出来るのに」

美羽ちゃんはお酒を飲みながら私にそういう。
ほんのり頬が赤いから、多分酔っているのだろう。

A「料理は基本私ですけど、他の事は飛雄率先してやってくれますよ！

美羽ちゃんの言う通り手先器用だから数回教えたらすぐできちゃって羨ましいくらいです」

美羽「そうなんだあ

いやね、飛雄もきっと大好きなAちゃんの役に立ちたくて頑張ってるんだよ～

飛雄ほんとAちゃん好きだからさあ

ほら高校の時だって私が帰省する度にAちゃんの話してさ～。付き合ってなかった頃もそうだったんだよ？」

今まで聞いたことの無いその話に、私は思わず飛雄を見た。

影山「…こ、こっち、みんじゃねえ」

お酒の酔いとはまた別に、飛雄の頬は赤くなった。

A「え、なにそれ。かわいい………」

そう言ってときめいていれば、美羽ちゃんは「ほんと、Aちゃんも飛雄にベタ惚れだね～。飛雄の奥さんがAちゃんでほんと良かったよ」と笑いながらお酒を飲んだ。