Anotherstory2 ページ44
*彼氏の及川さんと初デート*
Aside
A「はぁぁぁぁぁ…緊張する…」
私は思いっきりため息をついた。
ここは最寄り駅の時計台の下。
今日は、徹くんとの初デートです。
昨日は練習試合だった為、今日の部活はオフになったのだ。
いよちゃんにせっかくだからデートの一つや二つ行ってきてはどうだと強く提案され、顔を真っ赤にして私は徹くんをデートに誘った。
徹くんは私の顔を見て、笑いながらOKしてくれた。
及川「俺も、Aと出かけたいなって思ってたから!」
そう言われて、真っ赤な顔がさらに赤くなった。
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こんな事があり、私はプリーツが沢山入った花柄のロングスカートの上にスウェットパーカーを着て、ウエストポーチという、決めすぎない格好を選択した。
女の子女の子した格好はあんまり好みじゃないし、ラフな服しか持っていなくて服選びに凄く苦戦した。
徹くん、なんて言ってくれるのかな…。
私は落ち着かなくて、携帯をみたり閉じたりを繰り返していた。
すると、徹くんから、「もうすぐ着く!」と連絡が来た。
私は了解!と猫ちゃんが言っているスタンプを送信して、携帯を閉じた。
すると、突然視界が真っ暗になる
及川「だーれだ!」
A「と、徹くん!」
私は咄嗟に応えると、視界が明るくなり、目の前に徹くんが現れた。
及川「おはよ、A!早くに来てたんだね!待たせてごめん!」
A「全然大丈夫ですよ!」
徹くんの格好を見ると、ジーパンにシャツにジャケットと、シンプルだけど徹くんの格好良さが完璧に表現できている格好だ。
私は思わず初めての徹くんの私服に見とれていると、徹くんが私の顔を覗き込んだ。
及川「Aの私服めっちゃかわいい!
女の子女の子しすぎてないのちょー似合ってる!」
徹くんは私の思った事以上のコメントを言ってくれる。
私は思わず口角を上げた。
A「徹くんも似合ってるよ、」
そう言うと、徹くんは満足そうな顔をして私の手を引っ張った。
及川「今日は久々の一日オフだし、楽しもうね!」
A「うん!」
私は徹くんの手をきゅっと握り返した。
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次の話にも続きます!
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奏 - めちゃくちゃ面白かったです!今まで見た小説の中で一番感動したかもです。これからも応援しています頑張ってください! (12月17日 22時) (レス) @page47 id: 3dd8da6ef4 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 感動しました。いつもタブレットはリビングで使っているのですが、泣いている私を見て、両親がむっちゃ焦ってました。小説で泣いたの始めてです。最後の青い城は、今日も平和だ。という言葉とっても素敵です。お疲れ様でした (2022年10月16日 20時) (レス) @page42 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - かしわもちさん» そう思っていただけてとても嬉しいです!!ありがとうございます! (2022年8月1日 22時) (レス) id: 742fb4603b (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - 夢主ちゃんは「凄いな」と思いました!私も見習いたいです。(嫌がらせを受けてるわけじゃありませんけど)なんかすみません上から目線みたいな言い方になってしまって………。とても面白かったです!!! (2022年7月27日 18時) (レス) @page47 id: 82b6cff03d (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - マロンさん» コメントありがとうございます!感動していただけてとてつもなく嬉しいです、、、!! (2022年5月12日 0時) (レス) id: 9c22394b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2020年1月4日 23時