青い城から捨てられた。【青葉城西】

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作者からですが、番外編などリクエストございましたら、いつでも承っておりますので、
よろしくお願いします！



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Aside









及川「今日はここまでかな、よし！今日の片付けの係の人は片付けよろしくね！」





及川さんの声に部員が返事をする。






私はその後ドリンクを回収し、洗って片付けておく。







当然、いよちゃんは何もせずに、同級生の金田一くんや国見くんに愛想を振りまいている。



国見くんは、余りいい気ではないように見えるけど…








いまは6月






6月とは言え、冷たい水はやはり堪える。




私はスポーツバッグの中から、お気に入りのハンドクリームを取り出して、使った。



手が荒れるのを防ぐため。


中学の時、セッターだったので、そのくせで今もたまにこうやってハンドクリームで手を潤わせていた。









及川「Aちゃーん！ボール、あげてくれない？」







いつも通りの、及川さんの声。


私はマネージャーであり、元バレー経験者


北一出身ということもあり、及川さんと岩泉さん、金田一くんや国見くんとも顔見知りだ。




だからか、時々、ほんの、時々、


こうやって部活終の練習に参加させてもらうことがある。






サーブをとったり、サーブをしたり、トスを上げたり、トスを打ったり。






及川さんのトスをアドバイスしたりなんて事も、中学時代はしていた。




なんだか、中学時代の時の方が、皆と仲が良かったような気がする。





どうしてだろう、なんで、こんな気持ちになるんだろう。






及川「Aちゃん？」







A「あ、はい！今行きます！」






及川さんがこーゆー時、いよちゃんより私を選ぶのは、私がバレー経験者だから。






いよちゃんより好かれているなんてこと、絶対にない。









ボールを何個か上げて、アドバイスを求められたら伝えるを繰り返し、あっという間に時計が8時を指した。






及川「じゃあそろそろ終わろっか〜」






いよちゃんは、気づかないうちに帰っていたようだ。
あの子はいつもそう。
大変な仕事は、絶対にしない。




残っていた部員はボールやらなんやらを片付けて、部室に着替えに行った。







その間に、私はボールを磨いて、床にモップをかけた。

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