共同生活 六十六日目 ページ21
【国木田sibe】
太宰を担いで探偵社に向かっていると、
《パサッ》
手帳が落ちた。
これは…ニノ前のか。
そういえば、ちゃんと手帳を見ないとな…
俺は手帳を開き、
次の事故を読み上げる。
国木田「16時17分 鉄柱落下
3歩 後方へ…」
そして 時計を確認すると、
丁度 分針が変わった。
国木田「16時17分………」
俺は急いで地面を蹴り、
後方へ退く。
すると、目の前に鉄柱が落ちてきた。
国木田「…太宰はコレを毎日 経験してるのか…?」
【太宰sibe】
目を覚まし、上体を起こす。
すると、其処は探偵社の医務室だった。
デスクに向かい、
椅子に座っていた与謝野先生が振り返る。
与謝野「起きてたのかい」
太宰「はい。今…」
すると、医務室のドアが開いた。
入ってきたのは 国木田くんと敦くんだった。
国木田「起きたか」
太宰「今ね。
…Aは?」
敦「まだ、見つかってません…」
太宰「だよね…」
私はベッドから降り、外套を羽織る。
ドアの前に来ると、
国木田「探しに行くのか」
国木田くんに問われた。
太宰「…うん」
振り返らずに答える。
国木田「…そうか。程々にな」
太宰「…うん」
私は、医務室を出た。
敦「止めないんですね」
国木田「何がだ?」
敦「太宰さんの事です。
てっきり止めるのかと…」
国木田「今 アイツを止めても無駄だろう。
例え、家まで監視していても
何か裏をかいて欺き、探しに行く。
だから 止めん。
…無論、心配していない訳がない」
敦「…ですよね」
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蜜柑(プロフ) - 澄玲さん» 良かったです!!最後まで見てくだってありがとうございました!!! (2017年6月3日 16時) (レス) id: a05348189e (このIDを非表示/違反報告)
澄玲(プロフ) - ありがとうございました!とっても面白かったです!!!! (2017年6月3日 16時) (レス) id: 96c5449003 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 澄玲さん» ありがとうございます!!では、くっ付くまでの話を少し書かせて頂きます! (2017年6月2日 20時) (レス) id: a05348189e (このIDを非表示/違反報告)
澄玲(プロフ) - それだけでも嬉しいです!!ありがとうございます! (2017年6月2日 20時) (レス) id: 96c5449003 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 澄玲さん» ありがとうございます!!新作を書く予定なので 続ける事は出来ないのですが…くっ付くまでの番外編的なのを1話、2話ぐらい書く事は出来ます!ご期待に添えないのは本当に申し訳ないです…くっ付くまでの番外編を少し書くだけでもいいでしょうか…? (2017年6月2日 17時) (レス) id: a05348189e (このIDを非表示/違反報告)
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