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つゆりside
久しぶりに見る、この光景。
飛び交うボールに、ジャンプの音。
「つゆり先輩！」
一番最初に気づいてくれたのは、芝山くんだった。
ぬおおおおお芝山くん可愛い。
他のみんなも、こっちにやって来る。
「おかえり、つゆり」
『あれ？夜っくん背伸びた？』
「マジか！？ついに伸びたか俺！！」
「ウソだあ。そんな伸びてないっすよー」
おいおい。
「アダっ！！」
リエーフが夜っくんに蹴られた。
何で思ったことそのまま言うかな。
「…おかえり」
『研磨！髪切った？』
「…切った」
私すごくないか。
『樋口さんもありがとね。大変だったでしょ。
クロさんからちゃんとやってくれてたって聞いたよ』
「あ、そんな、いえいえ！でもスコアボードの付け方とかまだわからなくて…今度教えてください！」
『りょーかい』
「よーし、みんな集まったな」
クロさんが、盛り上がり始めた私たちに声をかけた。
「今度、合宿があるって話はコーチから聞いたよな」
『…は？』
ウソ。
「今から日程のプリント配るから、予定空けとけよー」
プリントを受け取って、目を通した。
『…ウソ』
「どうした？つゆり」
顔面蒼白の私に夜っくんが声をかけた。
『合宿と合宿が、被ってる…』
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作者名：tonight | 作成日時：2022年11月22日 20時
