音駒の女マネはただのマネージャーなんかじゃない。【ハイキュー×イナオリ】 (ページ48)

今日:8 hit、昨日:23 hit、合計:16,429 hit

マネ交換ページ48

つゆりside

合宿4日目

「ねーねーみんな」

きっかけは、雪絵さんのその言葉だった。

「今日一日、マネ交換してみない？」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー

…てわけで、ジャンケンの結果、以下の通りになりました。

清子さん→音駒
谷っちゃん→稲荷崎
樋口さん→烏野
かおりさん→梟谷
雪絵さん→伊達工
私→青葉城西

最悪。

青城とか…クソ川いるじゃんか！！

重たい気持ちで体育館に向かうと、

「あれ？つゆりちゃん？」

きょとんとした顔のクソ川に会った。

…殴っていいですか。

『…今日マネ交換して、今日だけ、私が青城のマネです』

「マジ！？やった！」

…爆ぜろ。

「…じゃあさ」

及川さんは、私をまっすぐ見据えた。

「…俺だけを見ててよ」

『え…』

…無理だろ。

って思った自分が馬鹿に感じるくらい、及川さんの目は
真剣だった。

練習中

『休憩でーす』

集まってきたみんなにドリンクを渡す。

「つゆりちゃん」

『何ですかクソ川さん』

「…ちゃんと見てた？」

『見てる！見てますから離れろ！』

何も圧かけなくてもいいだろ…

みんなはぞろぞろと練習に戻る。

「ナイッサー」

…あ、クソ川見とかないと怒られるな。

何で見なくちゃいけないんだろ…

…でも、じっと見てるとバレーに真剣で、主将としてチームを引っ張ってる及川さんを見て。

ちょっとかっこいいな、なんて、ね。