音駒の女マネはただのマネージャーなんかじゃない。【ハイキュー×イナオリ】 (ページ40)

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Merry Christmas！③ ページ40

つゆりside

こんな状況から私を救ったのは。

ぐい、と手を引っ張られて、体を引き寄せられる。

『…にろ！？』

何でにろまで…！

目を凝らすと、伊達工の他の人たちもいる。

茂庭さん、助けて下さい。

「…一緒に見ようぜ、つゆり」

耳元で、そっと囁かれる。

「…そんなことさせるわけないじゃん？」

茂庭さんの笑顔が怖い。

と、またぐい、と腕を引っ張られた。

「うちのマネに気安く触らないでくれる？」

『クロさん離せ』

「今からつゆりは、俺とクリスマスツリー見るの」

『…みんなで行きますよ』

ったくもう…

クリスマスツリー前

「すげー！でけー！！」

『夜っくん声のボリューム落とすよー』

「夜久さんが小さいからじゃないですか？」

…。

「アダッ！！！」

…と、私は見知った顔を見つけた。

『タツヤ！！』