音駒の女マネは元サッカー日本代表。【ハイキュー×イナオリ】

また今度 ページ27

つゆりside



「loveにはしてくれないんだ？」



『…え』



急に何を…



『…love？』



「そ、love」



そして、あかーし君はぐっと顔を近づけてーーー



「つゆりにとって、俺はlikeでしかないんだ？」



『…別に、そういうわけじゃ…』



「でも、loveじゃないんだね」



『…』



頬が、あつい。



と、急にあかーし君が声をあげた。



「…ついちゃった」



ありがとう神様。



「つゆり！」



ふと、私を呼ぶ声。



『タツヤ』



「つゆり、と…赤葦さん？」



「なんで俺の名前、知って…」



「いや、なんかつゆりが去年の合宿で色々お世話になったみたいで…めちゃくちゃ赤葦さんの話聞きました」



「なんかありがとうございます…基山さん」



「はは、赤葦さんも俺の名前知ってるんですね」



「ええ、つゆりから聞いていたもんで。まわりの人をよく見ている、いい人…いいキャプテンだと」



「なんかありがとうございます」



あかーし君とタツヤがペコペコ頭を下げ合っている…



「じゃあ行こうか、つゆり」



『うん！あかーし君、ホントありがとう！』



「うん、じゃあ
……続きはまた今度ﾎﾞｿ」



あかーし君は私の髪をくしゃっと触って、梟谷に帰っていった。



…ん？



…また今度！？



あかーし君に次会った時は気をつけなきゃな…

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