神覚者代理の複雑な気持ち ページ9
Aside
＿＿＿＿＿翌日
次は魔法薬学。
黒板に席を指定するプリントが貼ってあったので、友達と共に恐る恐るプリントを見た。
友達「Aと遠い〜……あれ、Aレイン君と隣じゃん！よかったね！」
『え？あ……うん』
友達には今回の件を話していない。
だから、微妙な返事を返すしかなかった。
友達「じゃあまた授業後にね」
『……うん』
レイン君はまだいなかった。
そこに座るのを躊躇いながら、ゆっくりと腰を下ろす。
レイン君とどんな顔して会えばいいんだろう。
というか席を指定してきたって事は、レイン君とペアって事なのかな？絶対そうだよね……！？
しばらくすると、レイン君がマックスと共にやってきた。レイン君は座席表を見て、こちらにずんずん向かってくる。
一度だけ目が合った。
何でお前がここにいるんだって、言ってるみたいだった。
先生「では授業を始めます。今回はペアワークですので、隣の席の人とペアを組んでくださいね」
……嫌な予感が的中してしまった。
『……レイン君、私実験器具取ってくるね。材料の方お願いできるかな……』
「……ああ」
決して目を合わしてくれないレイン君。
……悲しい、な。
それからの実験は、必要以上に喋る事なく終わった。
レイン君と久しぶりに話せて嬉しいと思った。でも、レイン君の徹底ぶりは凄くて、とても悲しかった。
授業が終わった後、正直な私の手はレイン君のローブの端を掴んでいた。
「……何だ」
そのレイン君の声はどこまでも冷たくて。
冷や汗が出た。
そうだよ、レイン君この後お仕事だから急いでるんだよ。離してあげなきゃ……
でも、このローブを離してはいけないと思う自分もいる。
「必要以上に、オレに話しかけるな」
頭を、重い何かで殴られたような気がした。
『……ごめんなさ、っ……』
持っていた教科書類がバサバサと音を立てて手から滑り落ちる。喉から、ヒュー……という音がした。
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
