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Aside
私の隣には、オーターさん。
あと数分もすれば、新婦……つまり私の入場である。
『ここ出てちょっと歩いたら、ベールダウン。それからレイン君にバトンタッチですよね』
「ええ。……貴女緊張しすぎでは」
『じゃあ何でオーターさんはそんなに落ち着いてられるんですか！！』
「面倒くさいクレーマーの対応と比べたら遥かに楽でしょう」
『いやそうですけど！！』
表情ひとつ変えずに言うオーターさん。
……まあオーターさんが緊張するなんて言ったら明日はパルチザンが降るかもしれないしね。
「……今失礼なこと考えたでしょう」
『いえ別に』
私をジト目で見てくるオーターさん。怖い。
「ではそろそろです、頑張ってくださいね」
係のお姉さんが私たちに声をかける。
『……ありがとうございます！』
「……では、腕を」
オーターさんと腕を組んで、その時を待つ。
係のお姉さんの合図と共に、式場に足を踏み入れた。
参列者の席には、既に号泣しているアヴィお兄ちゃんとヴォーズお兄ちゃんが見えた。
その隣には、ワース君とマックス、フィン君もいる。
ライオさんにアギトさん、レナトスさんにカルドさん、そしてソフィナさんとツララちゃんも来てくれているのも見えた。
他にも、今までお世話になった人たちが参列してくれている。
もうすでに泣きそうだった。
そして……バージンロードを進んだ先に、レイン君がいる。
途中でベールダウンをする為に、オーターさんが一度腕を離す。
ベールダウンをお願いしたのは……ヴォーズお兄ちゃんだ。
結構泣いてるんだけど大丈夫かな……？
お兄ちゃんは私のところに来ると、私と目を合わせた。
「Aの兄になれてよかった。幸せになれよ？」
『……私も、お兄ちゃんがいてくれてよかったよ。あとお兄ちゃんは早く結婚しよう？』
お兄ちゃんは困ったような笑みを浮かべると、私のベールに手を伸ばした。
私は背筋をまっすぐのばし、足を前後にして腰を落とす。
お兄ちゃんがベールを下ろす動作は、どこまでも美しかった。
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
