神覚者代理は＿＿＿＿ ページ41
Aside
私とレイン君が付き合ったというニュースは、瞬く間に全校と魔法局に広まった。
「よかったじゃん！！おめでとう〜！！」
自分のことのように涙を流して喜んでくれた友達も。
「おめでとうございます！では、私とマッシュ君の素敵な結婚式について相談してもいいですか？」
やっぱり最後まで重かったレモンちゃんも。
「ああ見えて不器用なので……兄さまのこと、よろしくお願いします」
そうペコリと頭を下げたフィン君も。
「よかったじゃんか！！てか何で俺に一番最初に報告してくれないの！？」
そう言ってめんどくさかったヴォーズお兄ちゃんも。
「よかったな。でも、辛くなったら遠慮なくオレのとこおいで？」
手を叩いて祝福してくれたマックスも。
「……おめでとう」
そう言うのも辛いはずなのに、ただ一言声をかけてくれたワース君も。
全部、思い出のひとつだ。
そして今、私は魔法局にいる。
「＿＿＿＿引き継ぎは以上です。何か質問は」
『いえ、特には』
「そうですか。では、よろしくお願いします」
明日からはオーターさんの神覚者代理だ。
……またあのローブを着なければならないのかと思うと気が重いけど。
「……ですが、これでは貴女に代理が頼みづらくなりますね」
『何でですか？』
「レインが嫉妬の権化だからに決まっているでしょう」
レイン君が嫉妬の権化……って。
「現に貴女のことをドアの外で待ってますし」
その言葉通り、ドアがバン！！と開かれた先にはレイン君がいた。
「Aを回収しにきますし」
「用が済んだなら戻るぞ」
レイン君は私の手を取った。
「……男の嫉妬は見苦しいぞ？」
「……何のことです」
振り返れば、オーターさんがくつくつと笑っていた。
『……レイン君』
「……A、オレは……」
私の手を握るレイン君の手の力が強くなる。
「本当は他の神覚者のローブなんて着てほしくねえし、他の奴の手なんて握ってほしくない」
レイン君の手が、静かに震えているのが分かった。
「オレはこんなに嫉妬深えぞ。本当に、オレでいいのか」
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
