神覚者代理と戦の神杖 ページ39
Aside
＿＿＿＿＿＿魔法局
「A」
『レイン君？どうかした？』
(地獄の)文化祭から2週間。
私たちは平穏な日々を過ごしていた。
今日はツララちゃんのお仕事を手伝うために魔法局に来ている。
そのお昼休憩の時間に、レイン君に声をかけられたのだ。
「……明日、時間あるか」
『明日？』
予定は何もなかったと思うけど、一応スケジュール帳を確認する。
『うん。明日は何もないよ。どうかしたの？』
「……話したいことがあるんだ。学校の授業が終わったら、オレの執務室に来てくれ」
『わかった』
ツララちゃんに呼ばれてその場をあとにしちゃったけど……そういえば。
＿＿＿＿＿＿オレは、お前の事……
1回目は、お兄ちゃんに呼ばれてレイン君を迎えに魔法局に行った帰り。
＿＿＿＿＿＿改めて言わせてもらおう。オレは、お前の事が……
2回目は、私が病室で目を覚ましたあの日。
レイン君は、私に何かを伝えようとしていた。それを2回も阻まれているのだ。
何だろう……変な事じゃないといいんだけど。
＿＿＿＿＿＿翌日
レイン君の話したいことについて考えてたら、昨日は全然寝れなかった。
授業の内容も全然頭に入ってこない。
普段と違う私の様子に、友達にめちゃくちゃ心配された。
それもこれも、レイン君の話を聞けば済む話だ。
授業が終われば、私は一目散に魔法局へと向かった。
魔法局に着いて、足が震えているのに気付いた。
……私は怯えているんだろうか？
レイン君の執務室の前に立ってもその震えは治らず、何なら手も震えていた。
恐る恐る、ドアをノックする。
そうすれば、「どうぞ」というレイン君の優しい声が返ってきた。
レイン君は、応接スペースのソファに座っていた。
私に隣に座るように促す。
示されるがままに腰を下ろせば、すぐさま腰に手が添えられ、レイン君の方に引き寄せられた。
「……今まで邪魔が入ったからな。場所を指定させてもらった」
……やっぱり、あのことなんだ。
レイン君の目は、愛おしいものを見ているみたいな優しい目だった。
期待しても、いいってことかな……？
「A」
レイン君は私の目尻を撫でると、言った。
「オレは、Aの事が好きだ」
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
