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Aside
執事服姿のレイン君は、いつもに増してかっこよかった。
「A」
『ひゃい！？』
変な声出た……
「あとでお前のクラス行ってもいいか」
『え……と、どうぞ……？』
人生最大の恥はさっき味わったばっかりだしね……
「おいレイン、Aにあれやってやれよ」
『あれ？』
ワース君はにやりと笑って、レイン君に耳打ちした。
え、何だろう……怖……
しばらくして何かを納得した様子のレイン君は、私の手を取ると言った。
「お帰りなさいませ、お嬢様」
そう柔らかく微笑むレイン君の行動は、私の胸を高鳴らせるのには十分で。
ぶわあああっ、と体温が上がっていくのを感じた。
「お嬢様、私が居るのをお忘れではないですか？」
そんな私を面白がってなのか、追い打ちをかけるように耳元でワース君がそう囁いてくる。
『マ、マックス』
「だーめ。現実とちゃんと向き合って」
マックスの方を振り向けば、頬をそっと包まれて顔の向きを戻される。
『〜っ、いじわる……』
「Aは意地悪すると可愛いからなー」
ワース君の性格が悪すぎて困った。
それからしばらくして、クラスに戻らなくてはいけなくなったので教室を出た。
「いやあ、楽しかったね」
『楽しくないよ！！』
何でマックスはそんなに満足気なんだろう。
「オレのクラスもあういうのやればAに意地悪できたって思うとちょっと残念だけど」
『もう意地悪したじゃん！！』
「Aが可愛いのが悪いよね」
＿＿＿＿＿＿教室
教室に戻ってしばらくして、マックスがレイン君とワース君を連れてやってきた。
そこら辺の女子たちから一斉に黄色い声があがった。
もうやだ。怖いあの人たち。
「ねえA？あいつらアンタのこと指名してるんだけど」
『は？』
友達が私にそう声をかける。
『指名制作ったやつ今すぐ表出ろ』
「Aってそんなところもあったんだ……」
多分これはヴォーズお兄ちゃんの影響だな。
「どうする？嫌なら全然いいしね。だけど……」
『だ、だけど？』
「レイン君の事好きなら行ったほうがいいよ。アンタ可愛いんだからいける。落としてきなさい」
『あ、ハイ……』
友達の有無を言わさぬ顔に怯えた私は、3人の待つテーブルへと向かった。
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
