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Aside








あの後お兄ちゃんやオーターさんとの関係性についてクラスメイトの質問攻めにあった。





適当にあしらってきた←






そして今は、レイン君のクラスの前にいる。






「いやあ、楽しみだな。レインはうまくやってるかな」





『絶対うまくやってないよ』





マックスとも一緒だ。
そういえば、ワース君もこのクラスなんだっけ。





『ワース君はうまくやってそうだよね』




「そうだな。というか、執事そのものが身近なんだろうし」






手慣れた様子で接客をしてるワース君の姿が目に浮かぶ。






「よし、レインをからかいに行こう」




『やめてあげて』





そんな会話をしながら教室の中に入った。





「お帰りなさいませ、お嬢様にお坊ちゃま」





そう礼をしながら、しれっと私の手を取ったのは_____ワース君だ。





『……執事って手取るものなの?』




「何のことですか?」





はぐらかされた。





『……ワース君、似合ってるよ』





そう言えば、今度はこっちを振り返って、





「ありがとな」





と微笑んだ。





「そういえば、レインは?」





席に着くと、マックスがワース君に聞いた。
ワース君は少し困ったように笑って、窓際の席を指差す。





そこには、多くの女性に囲まれたレイン君がいた。






「神覚者だし、婚約目当てのヤツも絶対いる。さすがに同情するわ」





『うわあ……』






てことは、レイン君の執事服似合ってるってことだ。
……ちょっと、見たかったな。





「でも、ワースもマドル家の出身で、しかもお兄さんは神覚者だろう?囲まれててもおかしくないはずだけど」





「俺は顔知られてないし、マドルって名乗ってないからな」





『さすがワース君だね』






まあ確かにレイン君は新聞にも顔写真載ってるはずだし……




レイン君に憐れみの目を向けていると、一瞬ぱちりと目があった。





そしていつの間にか、レイン君がすぐ側にいた。






『いやおかしいでしょ』





「おかしくない。Aをいつどこで誰が狙ってるか分かんねえからな」





「過保護だなおい」





「ワースも十分過保護だったけどね」

・→←・



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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます!新作是非描いてもらいたいです!そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです! (4月27日 16時) (レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます!最高の作品でした!!本当にありがとうございました! (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー!お体に気をつけて更新頑張ってください!! (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tonight | 作成日時:2024年3月28日 14時

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