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Aside
「……心配した。もうこのまま目を覚まさないんじゃないかとも思った」
『……ごめん』
私の肩に頭をうずめるお兄ちゃん。
「……生きてて、良かった……っ、」
普段はクールなお兄ちゃんが泣いていることに気づいた。
どれだけ謝っても、お兄ちゃんが私を心配した分には足りないだろう。
だからせめて、私の存在を示すように、お兄ちゃんの背中に手を添えた。
それから退院するまで、色んな人がお見舞いに来てくれた。
例えば＿＿＿＿＿＿＿
「……A、」
『マックス……！』
マックスと、おまけでカルパッチョ君が来てくれたときもあった。
「とにかく目が覚めて本当に良かった……心配したんだからな」
『ごめんね、心配かけて。ところで……何でカルパッチョ君が？』
「いや、カルパッチョがどうしても来たいって言うからさ」
カルパッチョ君は私にずんずん近づいてくる。
両手を握られて、「……心配かけないでよ」とめちゃくちゃ真顔で言われた。
謝るしかなかったよね。
「ねえ先輩、退院したら付き合おうね」
『待って意味分かんない』
いつものカルパッチョ君に逆戻りだよ……
「……ねえカルパッチョ？Aはお前なんかに渡さないからちょっとお話しようか」
カルパッチョ君は、怖い顔をしたマックスに連行されていった。
レイン君は相変わらず病室で仕事をしている。
手伝おうとするんだけど、何一つ手伝わせてくれないことが最近の悩みだ。
『私だって神覚者代理なのに……!』
「……オレは神覚者だがな」
それを言ったらおしまいなのよ。
「お前は頑張りすぎた。退院するまでおとなしくしてろ」
『レイン君が隣で頑張ってるのに？』
「……チッ」
何ですかその舌打ちは。泣くよ？
「……かまってほしいのか」
『……違います』
「図星だな」
レイン君は立ち上がって、ベッドに座る私をギュッと包みこんだ。
「この仕事が片付いたら一緒に売店にでも行こう。それで許してくれ」
『……ありがと。嬉しい』
妹をあやすような言動と行動なのは気がかりだけど。
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
