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神覚者代理の目覚め ページ25

Aside








目を覚ますと、真っ白な天井が見えた。
身体中のあちこちが痛いけど、撃たれたところは全然痛くない。治療はもう終わってるのかな。






ゆっくり体を起こすと、ここは病院だということが分かった。





そして隣には、机に突っ伏して熟睡するレイン君。
……つまりどういうこと?







まあレイン君のことだし、昨日の任務とかで無理して疲れてるんだろうなあ……







『……おやすみ、レイン君。いい夢を』







近くにあったブランケットを、レイン君の肩にそっと掛けた。









_______2時間後









私が目覚めたって分かると、病院の人たちは大騒ぎで、とても喜んでくれた。
……全然知らない人たちだったけど、いい人たちだったな。





どうやら私は1ヶ月と少し昏睡状態だったらしい。
色んな人に心配かけちゃっただろうなあ……現に、枕元にアヴィお兄ちゃんからの手紙が置いてあるし……







また、看護師さんがヴォーズお兄ちゃんに連絡してくれたそうで、あと15分ほどで到着するらしい。







お兄ちゃんを待っている間、来客用の椅子に腰掛けて、レイン君の寝顔を眺めていれば、彼の方からゴソ、という音がした。








『……レイン君?』







そう声をかければ、寝ぼけ眼のレイン君と目があった。







「……A……起き、たのか」





『うん。心配かけちゃってごめんね』







よろよろと近づいてくるレイン君。
その手は私の背中にまわって。






力強く抱きしめられた。








「……すまなかった……守れ、なくて……酷いことも、……沢山言って……」








レイン君のこんな弱々しい姿を見るのは初めてだ。
……よっぽど、心配かけちゃったんだろうな。








『大丈夫だよ。私も、酷いこと言ってごめんね』






「……ああ……っ!?」







レイン君が強く抱きしめすぎたせいでバランスを崩し、ベッドに倒れ込む。
すぐ近くにレイン君の顔があった。







「……A」





『ひゃい……』








レイン君の顔が近くにあってドキドキするよ……!





そうとは知らないレイン君は、私の手を絡め取る。









「……改めて言わせてもらおう。オレは、お前のことが……す、「俺の妹押し倒すとかいい度胸してんねレイン君」…ヴ、ヴォーズ、さん……」






そんな時、雰囲気をブチ壊すように我らがヴォーズお兄ちゃんがやってきた。





……レイン君、何が言いたかったんだろう……

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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます!新作是非描いてもらいたいです!そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです! (4月27日 16時) (レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます!最高の作品でした!!本当にありがとうございました! (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー!お体に気をつけて更新頑張ってください!! (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tonight | 作成日時:2024年3月28日 14時

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