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Aside
「……私が、レインには話をつけてみましょうか」
『いいんですか？』
「貴女が話しかけても効果はないでしょうし、間接的に話を聞くしかないでしょう」
『ありがとうございます……』
自分も激務な筈なのに、オーターさんが優しすぎる。
今度何かお礼しよう。
「ですが、ワースの件はよろしくお願いします。私が話しかけても無駄でしょう」
『わかりました、頑張ります……』
マドル兄弟は疎遠だもんね……お互いその事は気にしてるけど、実際に会うと素直になれないというか……
ワース君に避けられ続けるようだったら、ワース君と仲の良いアビス君やアベル君に声をかけてみよう。
＿＿＿＿＿イーストン 廊下
少し特徴的な、ワース君の髪型を私は見逃さなかった。
慌てて追いかけて、今回はローブも掴む。
『……ワース君』
「……」
『……一回、ちゃんとお話ししよう』
「……」
『ワース君に私の気持ち、まだ聞いてもらってないよ』
私がそう言うと、ワース君の眉がぴくりと動いた。
……ワース君は優しいもんね。
私の気持ちを……本当に尊重しようとする。
「……A」
ワース君は、ローブを掴む私の手をそっとローブから離して、両手で包み込む。
「……俺はもう、これ以上お前を傷つけたくない」
『……』
「……ごめんな」
ほら、またワース君は……そうやって悲しそうに微笑んで、私の側から去っていく。
それがワース君なりの優しさだとは知っていても……辛いものは辛いんだよ、ワース君。
廊下に一人ぽつんと残された私。
どうすればいいか分からなくて、しばらくそこにぼーっと立っていた。
すると、廊下の向こう側から誰かが歩いてくるのが見えた。あの人影は……
ア、アビス君にアベル君……！！
なんていいタイミングなんだ！！
『アビス君！ちょっと相談が……』
「あっ……あわ……えっ……」
『……』
……そうだった。
アビス君、女の子苦手なんだった……
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
